【言語】性別による言葉遣いの違いについて

同じ日本語を話していても男女で言葉遣いだったり、声のトーンだったり、言い回しって違ったりするよね。

例えば、女性が『お前』と言うだけで少し違和感を感じるし、逆に『〜かしら』と語尾につけるのは、どうも女性っぽい話し方に聞こえるよね。

これは、『お前』という呼び方がマスキュリンな印象を纏っているからだよね。

そんな感じで、同じ言語の中でも男女によって言語の違いが見られるんだ。

この性別による言語の使い方の違いは、どちらかというと社会的な影響が大きいらしいんだけど、言語学者のジョージ・レイコフは、そんな男女の言葉遣いの違いを研究していたんだ。

そんな彼の著書の中で紹介されていた言語の違いをいくつか紹介してみようと思う。

ちなみに、レイコフはアメリカ人だから研究対象はもちろん英語なのね。

だから、それがそのまま日本語にも適応されるかと言われると正直わからないんだけど、まぁそれでもある程度はユニバーサル名なんじゃないかなと思うから、書いてみるね。

まず一つ目は、"specialised vocabulary" と言って、いわゆるある特定の分野でのみ使われる専門的な言葉が女性の方が多いらしい。

例えば、男性よりも女性の方が会話の中で色を言うことが多いんだって。

2つ目の違いは、女性の方が『直接的な罵り言葉』を使わない傾向にあるんだって。

これはまぁ、イメージできると思うんだ。

例えば、英語だと "shit!!"とか "damn it!!" みたいな、直接的な言葉って女性はあまり使わないんだ。

そう言われて考えてみると、イギリスにいた時も女性の友達はあまりそう言う言葉を使っていなかったような気がするよ。

日本でもそんな感じだよね。『死ねよ!』とか『クソが!』みたいな言葉遣いってあまり聞かないし、そんな言葉を使ってる女性がいたら多分結構引かれちゃうと思うんだよね。

そこが2つ目の違いだね。

3つ目が "empty adjectives" だ。"empty adjectives" は本来は "affective adjectives" って言われてて、感情を表現する形容詞だ。

日本語でいうと『可愛い』とか『キレイ!』みたいな表現って、女性は結構するよね。

しかも、動物や人間に対してだけでなく、『この色可愛い』とか『この建物かわいい』みたいな使い方もするでしょ?

僕はあれが全く理解できないんだ。

彼女と買い物に行って、彼女が服を見て『この青可愛くない?』と聞いてきたことがあるんだけど、『青がかわいいってどういうこと?』って思っていた。

ただ、女性はそんな感性を持っていると思う。

ただ、青が『かわいい』とか『美しい』みたいな表現って、特に意味を持ち合わせてないんだよね。

特に情報を付け加えるわけでもないって意味で、『Empty(空の)』っていうふうに言われてるんだ。

そして、4つ目が "Tag questions" だね。女性は "tag questions" が多いらしい。

"tag questions" ってのは、日本語でいうと『付加疑問文』のことで、中学英語がある程度できていた人なら聞いたことあるかもしれないね。

その名の通り、質問を付け加えるってやつだ。

例を出すと、『You didn't sleep well last night, didn't you?(昨日あまりよく眠れてないでしょ?)』みたいな聞き方する時に使うんだけど、

つまり、『You didn't sleep well last night(昨日よく眠れなかった)』という文章に『そうでしょ?』と確認を加えるような感じだ。

こうすることで決めつけの感じがなくなって言葉尻がマイルドになる。

だから女性は付加疑問文をよく使うんだって。

例え、確信があったり、はっきりと言いたいような時でも、物腰を柔らかくするためだけに付加疑問文を加えるんだ。

もちろん男性も使うんだけど、女性の方が頻度が多いって感じかな。

5つ目は『イントネーション』だ。

まぁ、これはそんなに説明必要ないんじゃないかなと思う。

男性と女性が全く同じイントネーションで話していると思っている人はいないと思っているからだ。

なので、割愛する。

あと、3つも正直「確かに」ってなると思う。

6つ目は "super polite forms" っていうんだけど、つまり、女性の方が男性よりもポライトだよねって感じ。

ポライトってのは『丁寧』とか『礼儀正しい』って意味なんだけど、確かに女性の方が遠回しな表現が多いし、丁寧な感じの表現をすることが多いよね。

7つ目は "Hypercorrect grammar" と言われるものだ。簡単にいうと、女性よりも男性の方が文法だったり発音を綺麗に話そうとする傾向のことなんだ。

英語だと "ain't" や "goin'" といった日常会話だけで使われる言葉遣いがあるんだけど、女性は男性に比べてこういった言葉を使う人が少ないらしい。

これに関しては、日本人はそうでもないなと思う。特にスラングや流行言葉なんかを入れると、女性でも結構粗雑な言い回しをする人がいるなと思うんだよ。

だけど、アメリカではそうらしい。

最後に、女性の方が男性よりもジョークやユーモアを言うことが少ないらしい。

確かに、チャップリンやミスタービーンのように、世界的に有名なコメディアンチックな男性はいるけど、女性ではあまり聞かないよね。

日常会話でも、女性の方がしょーもない冗談とか言わない感じがする。

なんなら、男子がくだらないことを言って笑っているのを見て『しょーもな』と言ってるような印象だよね。

こんな感じで、男性と女性では使う言葉だったり言い回しが全然違うんだって。

日本語でもこんな違いがあるんじゃないってのがあったらぜひ教えてね。

性別による言葉遣いの違いについて。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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