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「習慣化」のウソ~「習慣化」できるのは「出来る人」だけ

このエントリーでは、「習慣化」することで「やる気」に左右されずタスクをこなすことができる、という説が誤りであることを、n=1ですが、お伝えしたいと思います。

習慣化に必要な継続日数は、短くて3週間、長くて8か月であり、平均すれば概ね60日ほどと言われます。

そんなわけで、昨年の11月から「勉強の習慣化」に取り組んだわけですが…

結果、「勉強」を習慣化できるのは、「出来る人(頭の良い人)」だけ。という結論になりました。

中小企業診断士の経済学と財務会計を主に取り組んだのですが、そもそもこの「勉強」が「苦痛」なのです。

これがダイエットであれば、体重が減るという「ご褒美」があります。歯磨きであれば「ご褒美」は無い代わりに「苦痛」もありません。

しかし、出来ない人にとって「勉強」は苦痛の連続です。確かに「分かった!」と感じる瞬間はあるのですが、すぐにまた(本当にすぐに)次の壁が立ちはだかります。講師の説明にイライラし、ポイントが掲載されていないテキストに腹が立ち、そして毎日「できない自分」を突き付けられる…

それは、「自分はやっぱりできない人間なんだな」というネガティブ感情を育み、毎日自分を卑下したり、怒ったり…

そのような不健康な習慣を100日続けたところで、得られるものは「過去問が解ける」程度であり、初見の問題にはなかなか歯が立ちません。

勉強を嫌がる子どもと、進んで勉強をする子どもがいるのも、これで理解が出来ました。

「勉強を習慣化できる子」は、「勉強ができる子」だから、習慣化するだけです。「勉強ができない子」にとって、勉強とは「自分ができない子」であることを突き付けられる時間なんです。

もちろん、どこかでブレイクスルーが訪れて、いきなりできるようになるのかもしれません。が、そこに辿り着くには「メンタルの強さ」も必要です。

そのブレイクスルーが訪れ、習慣化するのに100日掛かるとすれば、その前に投げ出すのが普通です。

そう、「単純に毎日勉強を続けて100日たてば、やる気の有無に関わらず机の前に座る習慣がつく」というのは、その人が「元々できる人」だからです。

ということで私は今後、「勉強の習慣化」を口にする人は、「はいはい、あなたは頭が良いんですね」とひねくれることにしました笑



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