たった2つだけ!?クライエントを理解するために必要な2つのこと。
さて、昨日は1週間に1度のお楽しみ、「推しの子」Dayです。
先週はなぜか総集編という、どうでもいい回をねじ込まれたので、昨日は2週間ぶりでした。
前回第7話の衝撃のラストからどう展開するのか…
興味津々の第8話だったんですよね。
ネタバレを避けて言うと、第8話も前回に引き続きエリクソンで私的には大満足でした笑
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エリクソンはこう言っています。
「観察だ。患者と自分自身を観察すること。これによって治療に必要な情報は全て自分のものとなる」(Bloom,1994.p10 訳:大谷彰)
このエリクソンの言葉を月明かりに、クライエントを理解するために必要な2つのことを実行していきます。
ひとつは観察。
もうひとつは考察(仮説検証)です。
思えば私にとって会心の出来だった面談も、観察と考察がきちんとできたときでした。
特に子どもは、上手く言葉を使いこなせません。
だから「癇癪」を起こすわけですね。
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例えば子どもが「違うもん!」と言ったら、「何が」という「主語」を補う必要があります。
「『何が』違うの?」
こうなりますよね。
ただ、そう聴いて、答えてくれたら話は早いんですが…残念ながら、子どもはその「何が」を言語化できないことも少なくありません。
だから「観察」と「考察」が必要になるんです。
観察とは、「観て」「察する」こと。
考察とは、「考えて」「察する」こと。
2つ併せて、相手の「世界(ものの見方・捉え方)」を察すること。
下記は私がリチャード・バンドラーとジョン・グリンダ―の言っていることをビジュアル化したものですが、これは我ながらよくできていると思うのでご紹介しておきます。※②の「推測」が「考察」ですね。
察するとは(人の心中や物事の事情を)おしはかる。推測する。また、おもいやること。
「察」は「宀(うかんむり)」と「祭」の組み合わせです。
「宀」は祭を行う建物の屋根を意味し、 建物の中で行う祭りで神様の考えを推し量るので、「察する」。
子どもと神様って似ていますよね。
それは「問いかけても答えてくれない」存在。
だから「観て」「考えて」「察する」。
つまり「理解する」。
エリクソンが(そして森俊夫が)観ていた景色、まだ僅かですが、少しづつ見えてきた気がします。
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