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人生の教訓はすべて猫から教わったー20年つきそった猫から私が学んだこと

こんにちは、ケイです。今年に入って20年生活を共にした愛猫が短い猫生を終えました。腎臓病を患いながらも人間で言えば92歳くらいの高齢だったので大往生だったとは思います。しかし、20年もの間を一緒にくらした猫は家族も同然だったので亡くなったときは本当に悲しく、数日間は家族を失った悲しみで打ちひしがれる毎日でした。自分の気持ちの整理をするためと、愛猫(敬称:うちの猫)が生きた証を残したいという思いからノートに書き残しておきたいと思ったことがいくつかあります。猫を愛するみなさん、そうでない皆さんにもお付き合いいただければ幸いです。

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1.気持ちがあればなんとかなる

猫を飼うと家族で決めた当時、私には猫アレルギーがあり、猫は大好きでしたが一緒の部屋どころか同じ家にいるだけで目が腫れ、鼻水が滝のように流れ、頭痛などのアレルギー症状に悩まされました。そんな私をすくったのは紛れもなく猫自身でゆっくり時間をかけて猫と過ごすうちに私の猫アレルギーの症状は軽症化していきました。苦手なことや相手でも時間をかければ何とかなる、そんなことを教えてくれた初めての出来事でした。

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2.みんなに好かれる必要はない

黒猫はなにかと嫌われがちです。うちの猫も黒猫だったため気味が悪いとか、運気が下がるなどいろいろ言われてきましたが家族が皆猫にぞっこんだったためそんな少数な意見は気にする必要はありませんでした。そもそもうちの猫は来るものは拒まず、去る者は追わずの姿勢を通していたので距離をおくような客人とはつるまず、かわいがってくれる客人のみに愛嬌を振りまく猫でした。

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3.弱い相手には寄り添え

家族同士で喧嘩が勃発すると決まって部屋を離れる猫でしたが(基本猫は騒がしいのが苦手なので)喧嘩に終止符が打たれると決まって負けた(と判定される)ほうにやってきてベットで一緒に寝てくれるのがうちの猫でした。風邪やケガをしたときも同様に寄り添ってくれました。弱い相手には寄り添う、人生で教わった大事な法則です。

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4.ミステリアスであれ

家猫を飼っているほとんどの人がそうであるように日中猫がなにをしてすごしているのか、なぜ特異な行動をするのかなにかとミステリアスなところが多いのも猫の特徴です。人が移動するとついてくる、開いた雑誌やラップトップの目の前に座る(何故そこ?現象)、買ってきた猫用おもちゃではなくその包装紙であそぶ(何故それ?現象)などなど、猫にまつわるミステリーは様々。でも知らないからこそ知りたくなる、ミステリアスだからこそ興味がわく、そういった人間の好奇心を沸き立たせるのも猫の魅力なのではないでしょうか。

5.恥は愛嬌でごまかせ

うちの猫は高いところからのジャンプ時の不時着など失敗をすると大体何事もなかったようにふるまい、転んだりしたところを人に目撃されると自ら身を摺り寄せてくる(注:ごはんをねだるとき以外は普段は絶対にしない)ような猫でした。まあ大体の失敗なんて他人は気にしないし、笑ったりかわいかったりすれば大体のことが許されるということもこの時学びました。

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6.大体のことは睡眠が解決する

挑戦したことに失敗したり、人間関係になやんだり人間生活には非常にストレスフルなものでそれが原因で眠れないことも多々あります。しかし猫が教えてくれるように大体の心配ごとや困りごと、体調の問題などは睡眠で解決し、睡眠不足が起因する問題は多くあります。誰もが猫のように寝ることはできないにしろ、寝ることは本当に重要だと猫から教わりました。

7.自己を愛せよ

私がこれまで生きてきた中でうちの猫ほど自分を愛した猫はいないといっていいほど自己を愛していた猫だと思います。毛づくろいの習性にしろ、自由気ままな生き方にしろ、猫は本当に自分自身を大切にし、自分を守り抜く生き物だと思います。巷ではそんなところが自分勝手と思われてしまうところもややあるようですが自分を愛することがまずできてから他の人や動物を愛することができるのではないでしょうか。

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8.人(猫)生は大事に、でも最期は潔く

自分を愛し、家族を愛したうちの猫ですが、最期は入退院を繰り返すことなく、いかにも潔く眠るようにして去って行ってしまいました。闘病の上なくなる猫も多いので家族としては全く負担のなくとても家族思いな最期だったという反面、もう少し生にしぶとく最期まで面倒をかけてもらいたかったという思いもあります。また亡くなってしまうともう少し食べ物や運動に気を付けてあげればよかったんじゃないか、最期に辛い思いをしなくてもいいようにもう少しできることがあったんじゃないかという思いに苛まれることもあります。今はうちの猫が猫として尊厳をもってきちんと逝く為に潔い死に方を選んだのではないかと思うようにはしています。死生観は人それぞれですがうちの猫が教えてくれたしぶとく生き、潔くこの世を去るというスタイルを私自身もできればなあと思う次第です。

ここまで読んでくださった皆様の最愛の家族が健康で末永く良い人(猫)生を迎えられることを心よりお祈り申し上げます。

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