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ぷらぷらり日記 2024.4.15 岐阜城~岐阜駅周辺

さあ有休だ。銭湯だ。サウナだ。ということで、朝っぱらから電車に乗って、のんびり鈍行でガタゴト。

ザ・車社会。

ICOCA区間の終着駅である米原駅は、新幹線停車駅であり、近江鉄道との接続駅でもあるのですが、そのような主要駅でありながら、周りの商業施設はDRUGユタカとフレンドマートくらいしかない。

そして、コインパーキングは終日400円という破格っぷり。あと、レンタカーショップがいくつかあり、いかに車社会の地域なのかが窺える。

ただ、再開発の予定があるそうです。確かに、せっかく利用者の多い駅だし、景色もいいところなので、活性化させないともったいないとは思う。

でも、その反面で、今のこの、ほとんどなんもない雰囲気はけっこう好きなんだよなあ。

信長先生の像。

米原駅から大垣駅、大垣駅から乗り替えて、岐阜ビッグシティの中心である岐阜駅に到着。

まあ特急や新幹線でも行けるのですが、あえてのんびり在来線で。大垣駅までは日帰りを一度キメているので、在来線でもわりと余裕で行けることは確認ずみ。

大垣駅から岐阜駅までも近いので、岐阜駅周辺も日帰りで行けなくはなさそうだな……。ただ、銭湯やサウナに行くのに時間を気にしたくないので、やはり泊まりで行きたい。

岐阜県は織田信長公にたいへん縁がある土地で、元々は「井ノ口」という地名だったのを「岐阜」と改めたのは信長先生だとのことです(※諸説あり)。「岐」「阜」という漢字が当時どれほどの頻度で用いられていたものか定かではありませんが、「岐」はともかく、「阜」は現代の感覚ではマイナー過ぎる。というか「岐阜」以外で「阜」を使うことってあるか?

寒い時期のほうが映えそうだな。

バスに乗って、岐阜公園から続く岐阜城へ。

城へと続く山道は、いちおうハイキングコースとしても指定されていますが、過去に訪れたことがある山城の松江城や松山城と違い、生易しい山ではなさそうなので、大人しく金華山ロープウェーに乗ることに。

城のあるこの山は、金華山という名前で、これを命名したのも信長公であるという。こっちは意図がめっちゃわかりやすいな。

ガチな山の中にあり、周りが木で覆われていて、城の全体をがっつり撮れるスポットは限られています。自然に囲まれた荘厳な城。夜に見たら神々しいのだろうな。

長良川が美しい。

山の中なので当然ながらかなりの高台にあり、岐阜市一帯を見下ろせる景色は壮観。まだ岐阜県入りしてから1時間も経っておらんが、これでもう優勝という気がする。

信長先生の影が……!

トイレは2箇所ありますが、片一方は汲み取り器?が壊れた?とかで使用中止。汲み取り器?ということは、昔ながらのいわゆるボットン式のトイレというか便所だったということだろうか。わりと最近まで、岐阜公園にバキュームカーがやってきて回収していたということか?

それはまあともかくとして、その使用中止の便所の前にあるこの看板はなんだ?

一見「ギ~ッ」という擬音のように見えるが、「ギ~フ」である。

近年に設置されたものと思われるが、なんの説明書きもなく、地球上のすべてを知っているGoogle先生に訊いてみても、この看板にどのような意図があるのかはわからないとのこと。

Google先生でもわからないということは、地球上の誰もがわからないということである。もし万が一、わかるという未来人や宇宙人の方がいらしたら、こっそり教えてほしい。

「ギ~フ」の謎についてはともかくとして、歴史ある建物を見たあとは、やはりノスタルジックに行きたい。岐阜公園の近くにも公園の湯という銭湯があるようだが、16時にならないと開かないようなので、信長先生の時代からはかなり飛ぶが、明治27年に創業の老舗銭湯、のはら湯へ。

まさに温故知新といった店構え。

老舗だけど、現代的なロビー式。近年にサッシを取り替えたそうなので、外観も綺麗。

浴室には豪奢な岩風呂がドーンとあり、近くの池田温泉からタンクローリーで運んだ温泉がドバドバ流れている。

岐阜に来るまでの電車内で、昔から仲の良いXのフォロワーさんに池田温泉はいいぞと薦められたのですが、あいにく池田温泉は山の中すぎて行けなそうだなあ、と思っていたら、図らずもここの湯は池田温泉の湯であった。本日2回めの優勝である(ちなみに私は、旅行先についてアクセスと料金について以外のことは事前にほとんど調べない)。

広いロビーには漫画を読めるコーナーがあり、ざっと見たところ、ちょっと昔の漫画が多めだな……、と思いきや、かつて少年マガジンSPECIALで連載されていた『トレジャーハンターKUKAI』が全巻そろっていることに戦慄を覚えた。

骨董屋が主人公の漫画で、なぜか1巻だけ持っていたのです。というか、その後に本屋で見かけたことがない。作者さんにはめちゃくちゃ失礼な話だが、Xでたまにトレンドになる「#自分しか知らなさそうな漫画」を挙げろといわれたら、これか、ヒロインが磔にされる場面で終わった幻のミニ四駆漫画『ウイニング嵐』を挙げる。

というわけで皆様も、のはら湯に行って『トレジャーハンターKUKAI』を読んで、俺しか知らなさそうな漫画の引き出しを増やしてくれ。

話を浴室のほうに戻すと、小振りながらもサウナがあります。なかなかに濃ゆい霧が降りかかるミストサウナ。

スーパー銭湯ではなく一般銭湯、しかもこういう老舗でミストサウナというのはなかなか珍しい気がする。後から取り付けたのかな?

温泉もサウナもぬるめだったので、水風呂もそうかな?と思いきや、意外と水風呂はそこそこストロング。キンキンに冷えている。正直ここは風呂屋として楽しむつもりで、サウナにはそんなに期待していなかったが、ふつうにととのう。本日3度めの優勝である。

夜に見たらたぶんもっとこわい。

おまけ。長良川の近くにある公衆トイレに唐突に現れる、人の型どり。こわいって。

このトイレ、外観がちょっとアレなもので、古い公園によくある、薄汚くてトイレットペーパーもない荒れたトイレなのかと思いきや、中はけっこうキレイで、トイレットペーパーもありました。

電線が直でグルグル巻きなのも気になる。

おまけ2。これもこわい。街灯が「HELP」と助けを求めている。というかこの電柱、よく見るとちょっと斜めになっているんだけども……どなたか助けてあげて。

これも夜に見るとたぶんこわい。

おまけ3。ロボットっぽい橋桁。なぜ長良川にロボットっぽい橋桁を設置しようと思ったのかはよくわからない。鵜を威嚇するためか?

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