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藤原かおりさんインタビュー「キャリアの転機」

カルビーの「フルグラ」で「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016」ベストマーケッター賞受賞、現在キユーピーの女性初・最年少の上席執行役員としてご活躍の藤原かおりさんは、Edge Woman「女性向けリーダーシップ開発トレーニング」の初期の受講生でした。藤原さんのキャリアチェンジの節目となり、飛躍を支える土台となったこのセミナーの受講体験についてお聞きしました。
<インタビュアー:(株)ピュア・エッジ 木村すみこ>

── セミナーを受講していただいた2013年頃はどんな状態だったのでしょう?

藤原かおり(以下、藤原):カルビーでフルグラという商品のマーケティングをずっとやっていたのですが、そのまま管理職に行くか、行かないかでとても悩んでいました。

元々マーケティングのスペシャリストになりたいと思っていて、自分の仕事に集中したいという思いが強く、私のキャリアプランに、管理職になってチームマネジメントをするという意識がまったくありませんでした。こういうチームにと考えて、人事も自分でやらなければいけないし、その後育成も考えていかなくてはいけない。そういうことをやるつもりで仕事をしていなかったので、どうやったらいいかもわからないし、やりたいとも思っていませんでした。

管理職になってみてわかったのは、大きな成果を出すには、良いチームを作って、そのチームの人達に気持ちよく働いてもらって良いパフォーマンスを出してもらわないと無理だということ。あの時にやると決めて本当によかったと思います。


── 受講前後で、ご自身がどんな風に変わったと思いますか?

藤原:チームマネジメントができるようになったのは、本当に大きな収穫ですね。
あとは、自分のキャリアについてより正確に描けるようになって、自分の強みはこうで、やりたいことはきっとこういうことだろうとわかるようになりました。

また、実際の業務の中で、いろいろな人にサポートしてもらえるような仕事のやり方ができるようになったと思います。最初は、小さなチームで自分達が頑張ればそれなりの成果を出せる環境だったのですが、ビジネスのサイズが大きくなればなるほど、たくさんの人の手を借りなくてはいけなくなって。

セミナーの学びで対人関係をあまりストレスなくできるようになったのは、とても大きかったと思います。

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── このセミナーの特徴はどんなところだと思いますか?

藤原:私もいろいろな研修を受けてきましたが、座学で聞いただけだと、忘れてしまってなかなかやらないですよね。

木村さんの研修に参加すると、その場で実践して、ホームワークがあってまたそれで実践して、失敗して悩んで戻ってきて、こうやって解決するといいのではないかという学びを次にと、少しずつステップアップしていって、その後気づいたらできている。その半年のサイクルがとても充実した学びの時間になると思います。

もう一つは、木村さんご自身が女性としてキャリアを積んで外資系の役員にまでなって、たくさん苦労をされてきたので、いろいろな壁にぶち当たった時にこうやって乗り越えてきたという実体験の話がとても勉強になりました。

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── セミナーのどんなことが印象に残っていますか?

藤原:まずセミナーの最初にストレングスファインダーで、自分の強みと、人それぞれで違うストレングスがあるということがわかりました。

その後に学んだ「傾聴」で、相手の強みは何で、何がモチベーションで仕事をしているのだろうと考えながら一人一人と接するようになって、それがスキルとしてとても役に立ったと思います。

私は「目標志向」「未来志向」が強みだったので、未来や目標はこういう方向に行こうね、だから今こういうことをやっていきたいね、とチームマネジメントにも使っていたと思います。


── 仲間との関わりからは、どんな影響を受けましたか?

藤原:女性だけなので、皆同じ悩みを持っていて、連帯感がありましたね。
いろいろな立場、職種の人と組んでコーチングのセッションやロールプレイをして、自分と違うタイプの人との話で気づきがあったり、その人が成長していくのを見て自分の学びになったり、とても刺激を受けました。

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このインタビューの動画を「YouTube 木村すみこチャンネル」で公開しております。



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