エブリシング・カウンツ/魂のブループリント
Depeche Mode - Everything Counts
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例によってYouTubeのおすすめに上がってきた。
懐かしいと思って動画を見て、またメッセージ的な歌詞なのかと思って調べてみたが、ピンとこないんで放っておいたんだけど、何しろしつこかった。
YouTube開けると出てくる。見たのにまた出てくる。他の動画を見てると下に必ず出てくる。何度も何度も出てくる。YouTubeのおすすめって無視してると消えていくものだけど何故かずっと出てくる。
同時にデペッシュ・モードの "People are People" なんかも上がってきて、こっちの方が今の私にしっくりくる、と感じてた。
しかし、そのうち脳内で常に ”Everything counts" が鳴り出した。で、これは~?と思ってそれで仕方なく(笑)訳してみることにしたの。
訳し始めたものの、難しい。コーラス部分をどう日本語に訳せば良いのか?契約とかお金のことに絡んでるってるのはわかるけど…。結局シンプルな訳に。悲しいことに英語力がイマイチというかイマニ、イマサンぐらいなので歌詞の意味はまだ理解しきれてないけど、訳は一応息子にOKもらったから良しとした。
そして意味をあれやこれや考えてるうちに、もしかしてこれは神様との契約のこと?と思い始めまして。はい、こじつけが上手いわたくし。何とでも言ってくださって結構(笑)
私たち人間は生まれて来る前にブループリントと呼ばれる魂の設計図、を決めて生まれてくるという。これが神様(宇宙)との約束で、「私は今世ではこうゆう人生を送ります」「魂が成長するためにこんな困難を乗り越えてみせます」みたいな計画書を作ってくる。でもそれらは生まれ落ちた瞬間に忘れてしまう。
魂の最終目的は愛に戻ること。
そのことを忘れて金銭のことばかりに欲張って快楽に溺れていたり、心を偽り本質からかけ離れた人生を送っていると後から大きなしっぺ返しが来る。人生のジャックポット。人生の転機。
他人や自分に対してとった愛に反した行動は多分神様が専用のノートにカウントしていて(笑)、ある一定の線を超えるとイエローカードを送りつけてくる。そこで氣がついた人は自分を愛の方向へ軌道修正していく。
自分を整い始めて心が落ち着いてくるとだんだん色々なことがわかってきて様々なことに感謝の気持ちが湧いてくる。過去の忌々しい出来事にさえも。そこで自分はなんて傲慢だったのかと過去の自分を振り返る。
今まで自分に起こっていた障害、トラブルなど、それは全て自分が引き起こしてきたこと。それらは神様からの「軌道修正せよ」のメッセージだったのに、これっぽっちも考えることもせず周りの人や環境のせいにして嘆いたり悪態をつくばかりだった。
”The grabbing hands” からのコーラス部分はダブルミーニングなのかな、って感じる。ひとつは欲にまみれた手が私利私欲のためにあるもの全部かっさらっていくイメージ。
もうひとつは何か大きな力の手が傲慢な者たちの「運」(というワードが最適なのかはわからないが他に思いつかない) を取り上げていく。人生は崩壊へと進むが、それは道から外れたことに氣づかせるためで結局は全て彼らのためということ。
”count”という単語 には「~を数える」以外に「価値がある、重要」という意味もあり、”Everything counts" は「どんなことも、ひとつひとつに意味がある」と訳すこともできる。
今までの人生で起こってきたこと、経験してきたこと、もしうまくいかないことばかりだったとしてもその生き方が間違っていたとか無意味だった、なんてことは決してない。全ては今に繋がる、愛に戻るためのかけがえのない大切な経験だったのだから。
★★★
デペッシュモードのメンバー、アンディ・フレッチャーが亡くなったと聞いたのは半年ぐらい前だろうか。60歳と亡くなるにはまだ若い。
何日か前にもスペシャルズのテリー・ホールが亡くなった。63歳。青春時代に慣れ親しんだ才能あるアーティストを失うのは悲しい。
最近は他にも有名人の訃報をよく聞くようになった。
私の周りでも亡くなる人が確実に増え、夫の実家があるバリの小さな村の集落でここ2,3か月の間に5回の葬式があった。こんなに頻繁に人が死ぬなんてことは今まで一度もなく、個人的にはお注射の影響だと思っている。
またか、と悲しい気持ちと何か怒りのようなやりきれない気持ちが湧いてくるが、ここで亡くなるのを決めてきたのも彼ら自身なんだと考えると、その気持ちは少し薄らいでゆく。
彼らは今世でのお役目、学びを終えて魂の世界に戻っただけなのだ。生前どんな苦しい経験をしていたとしても、魂レベルではきっと満足のいくものだったに違いない。
バリ・ヒンドゥーの葬式は親戚・村人総出でワイワイガヤガヤと儀式が執り行われ、そこに悲しみはあまり感じない。故人のために新しい民族衣装とサンダル、いくつかの持ち物、供え物を用意し、新たな旅立ちを見送る。
クブラン(墓場)と呼ばれる広場でご遺体が焼ける火をぼんやりと見ていると故人を労う気持ちが湧いてくる。いまはまだこの辺をさまよっているのかしら?と椰子の木に囲まれた青空を仰ぎ見る。
お疲れ様でした、もうお戻りになられるのですね。私の人生に登場してくれてありがとうございました。またどこかで。
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見出し画像はこちらの「エブリシング・カウンツ」のオフィシャル・ライブ動画からのスクリーンショット画像。カネが動いてる~
前回の曲はこちら。ストレンジダストの動画を追加でアップしたので見てね。
Spotify:今までnoteで書いてきた曲をプレイリストにしています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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