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パンをくわえた女の子と曲がり角でごっつんこ

さて、君たちは学校へ行く途中「女の子と曲がり角でパンをくわえた女の子とごっつんこ」という経験をしたことがあるだろうか。
私は今日、ほんの数十分前この出来事を目の当たりにするどころか体験をした。

時は遡って、1時間前。
朝起きて、学校へ行く準備をしていたところだ。
昨日は、健康的に0時ちょうどに入眠した。朝起きて、特に眠くもなく学校に行くのがだるいという感情だけ残った。
重い腰を上げて、起きてから5分後身支度を始めた。
身支度が終わり家を出たのが、7:38分だ。
私が駐車場から自転車を出して学校へ行こうと速度ゼロからあげようとした時だった。
家を出て、女の子とエンカウントするまで0.5秒
この0.5秒は私にとって短く長い時間であったと言えよう。

〜回想〜
私は、まだ女の子と「曲がり角でパンをくわえた女の子ととごっつんこ」など漫画的なことあるわけないじゃないかと今の今まで思っていた。
確かにそういう状況になりそうになったことがあるという方もいるだろう。その女の子とごっつんこしたあと女の子はくんずほぐれつry
漫画などでは、ぶつかったあと、パンツが見てたり胸をもんでいたりする描写がある。誰しもそういう展開を望んでいるだろう。

だが、現実そんなに甘くない。

そんな生ぬるいもんじゃねぇよ。

家を出た瞬間と共に右横から激しい衝撃と痛みが襲ってきた。正直自分に悪いところもある。だが、問題をはそこじゃない。相手は坂道爆速自転車に対して俺は速度ゼロ、家の駐車場を出た時にはもう遅かった。
その女の子を守る代償として俺の右手の皮膚が少し持って行かれた。これは名誉の負傷と言えるだろう(腫れてきたら骨折)。
既にやけどで左手を負傷しているのに今度は右手だ。
私はこの言葉を、後世に伝えていきたい。
「両手に絆創膏」・・・意味、絆創膏にはなんの意味もなくただ単に怪我をしただけという称号が残り何の使い道もない言葉
こんなくだらない話をしたいんじゃない。話を戻そう。
ごっつんこした後、私は学校へ行こうとした。だが、思うように動かない。自転車の車体とベルが複雑骨折していた。もう、あいつはダメかもしれない。
だが、不満を抱えているのはそこでは無い。
重要なことがひとつあるじゃないか。

「何故、パンツを加えて居ないんだ。出直してこい」

パンなんて、要らんねん。パンツでええねん。

私は、あの子運命の出会い方をしていたのかもしれない。

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