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私が考える看護師の姿

遍く現心

私の考える看護とは、患者に寄り添い嬉しいことや悲しいことを分かち合える看護を目指す。2年前、私の祖母が誤って川に転落し、頭を強打し、少し遅かったら命の危機に関わる怪我だった。そして祖母は入院し、治療に専念することとなった。その時、看護師と何気ない会話や雑談により、不安な気持ちが和らいで気が楽になったと話していた。私は1人で背負うのはなく、他人とわかち合うことが大切だとこの時思った。
 この経験が、私を看護師に導いたきっかけでもある。祖母の命を救ってくれた看護師の思いやりが、かけがえのない命を救ってくれた。確かに、相手の気持ちは容易には理解できないし、理解されたくないと思っている人も少なからずいる。だが、看護師として看護を提供する以上、何が原因で起こっているなどの気持ちの汲み取り方を学ぶことが第一と考える。
 だから、気持ちの共有において安易に『あ、そうだねー』や『わかるわかる』などと言ったニュアンスの言葉を使わないことが大切だ。また、状況に応じて声かけの内容も変えて、患者第一で考える看護を私は目指していきたい。

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