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現代は、安物だけを買っておけ

安物買いの銭失いということわざがありますね。
昔の人も、今の人と同じようにお金を大切に使おうとしていたことが伝わってきます。

現代に生きる人達は、安物にはそれなりの訳があって、高価な物には理由があることを把握しています。
それに今の安物はクオリティが高すぎるくらいなので、銭失いという心配はありませんよね。
安物を買ってしまったことで、後々になって損をしたなと思うことは無いです。
全てを納得したうえでお金と物を交換していて、しっかり納得のいく品質が保証されています。

逆に高価な物に対して、特にブランド品に、ロゴが入っているだけで品質はそこまで変わらないのに高すぎると思っている人もいるかも知れませんが、高価な物はしっかり品質も高いですよね。
値段をどんなに高くしても買う人がいるのに、ある程度の相場にしてくれているのは、真っ当な商売をしている証拠です。
ブランド品ということだけではない、品質に見合った値段だと思います。

お金持ちのブランド品離れが進んでいることも、ブランド品を買うことがお金の無駄だからということではなくて、他に使うべきことがあるのが理由ですよね。
私物の品質よりも大切なことが見つかったお金持ちは、自然とそちらにお金を使います。

こう考えていくと、安物買いの銭失いも、高価な物買いの銭使いも、そんな体験は無いはずなんです。
銭を失ったと落ち込むこともないし、銭を使いすぎたと落ち込むこともない。
なぜなら、納得したうえでの決断だからです。

ストレスが溜まっていたり寝不足などで、ついついお金を使いすぎてしまうことはあるかも知れませんが、笑い話で済みますよね。

ただ、そうはならないときが1つあります。

騙されたとき。

安物を買っても、高価な物を買っても、騙されたときは損をします。

当たり前のことを言っていますが、これ以外に気をつけることは何もありません。
だからこそ大事だと思います。

そして、とても残念なことなのですが、それは騙す人がいるということでもあります。
安物買いの銭失いということわざが生まれたとされる江戸時代は、安物の欠陥品を売りつける人がたくさんいたことが想像できます。
高価な物は売れないので、安物に目をつけたんですね。

現代は違います。
高価な物が売れます。

安物買いの銭失いは昔の話。
今はむしろ、安物だけを買っておけ。

少し冗談も入っていますが、そんな時代なのかも知れませんよね。

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