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経験から学ぶ人と学ばない人との違いはなんなのか。

こんにちは、ぷゆです。




『愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ』

という言葉があるが、経験から学べない人は愚者以下ということだろうか。

私は確かに普通に生きるよりも色々な経験をしてきたと思うけれど、それはみんなだってある程度いろんな経験をしているはずである。

経験値はあるはずなのに、「分かってないな」と周りから思われるような人は、経験値の差があるのではなくて、経験から学んだ量や質に差があるのではないかと思う。


人間は世界を見たいように見る。

その中で自分の存在はどんなふうだろう。

自分の嫌なところはみんな見たくないと思う。

臭いところには蓋を。

そしたらパッと見、見た目は良くなるかもしれないけれど、異臭がするし、よく見ると中身が腐っているということになる。

近づけば近づくほど異変に気がついて人は離れていく。


臭いところに蓋をし続けると、そこらじゅうにゴミが溜まって、それ以外にしか目を向けられなくなるから視野がどんどん狭まっていく。

そしたらもう目の前の表面的な物事しか捉えられなくなるのではなかろうか。

そして腐っているのは自分だということに永遠に気付かない。


何かうまくいかないことがあった時に、外に原因を探すのではなくて、自分の中に原因を探す。

自分を責めろといっているわけではない。

他に自分にできたことはなかったか、自分の言動が悪影響になっていなかったか、今回はダメでも次同じことを繰り返さないために自分が変われることはないか。

蓋をするのではなくちゃんと向き合って自分を変えられるかどうか。

確かに綺麗に取り繕った自分を見ると安心するかもしれないけれど、それは本当の自分でしょうか。

よくみたら腐っていませんか?


逆にうまくいくことがあったら自分のおかげと褒めるのも必要ですが、周りの人に感謝をする。

自分一人の力でうまくいくことなんてほとんどない。必ず誰かが関わっている。


経験から学ぶことができない人は、自分だけの世界で生きているような雰囲気がある。

そこに周りの登場人物があまり存在していないような印象を受ける。

自分が見ている自分だけの理想の世界と、現実とのギャップが大きくなればなるほど、現実世界でギャップが生まれて、「分かってない人」「話が通じない人」「言っていることとやっていることが違う人」と言われてしまう。

理想を追うのはいいことである。

けれど現実を見ずに理想を追うことは叶わない。

今自分がどこにいるかも分かっていないのに目指すも何もないのだ。


何事からも学べる人間でいたいものですね。


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