失恋は私の責任だ

少しずつ、少しずつ認められるようになってきたこと。

失恋は私の責任だということ。

自分を責めるつもりは全くないのだけれど
よくよく考えてみたら、失恋って誰のせいでもなく私の責任であって、
私とあの人の2人のストーリーなのだと気付いた。

いや、きっとずっと前から気付いていたのだけど
長い間認められなかった。
自分に非があると認めることは
「こうありたい」という理想の高い人間には
何よりも辛く苦しいことだから。

思い返してみると
あの人がよく言っていた言葉があった。

「どうしてそんなに自信がないんですか」

歳上だからと気丈に振る舞っていたはずが
自信のない私をすっかり見抜かれていた。
そのことがすごく嬉しかった。
だけど今思えば、
「この人は私のことをちゃんとみてくれている」という嬉しさにかまけて
私は自信のなさを改善しようとしなかったではないか。

自信100%で生きている女の子なんてきっといない。
だけど、だからこそなんとかして埋め合わせをしなくてはいけない。
その手段を探してみんなもがいている。
主にSNSを使うことで。

じゃあSNSが苦手な私は
自信のなさを埋め合わせる手段として
あの人に全面的に甘えていたのではないか。
自信のない自分を愛してくれるあの人に甘えていたのではないか。

私は楽をしていた。

もっともがいてもがいて
自信の持てる分野はなんだ、と努力すべきところを
楽していた。
そこが私のいけなかったところ。

確かにあの人は悪いことをした。
だけど私に非があったことにも間違いはない。

自分を責めるつもりもなし
あの人を責めるつもりもなし
もちろん2人以外の誰を責めるつもりもなし

失恋は自分の責任だ

そう思うことであの人との恋愛から私は学び、
より洗練されていくような気がしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?