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自己分析力をあげること

先週末に部活動の顧問の先生に向けての講習会がありました。そこでわたしがお伝えしたことは2つ!!

1つはインテグリティ

2つめはスタッツから考える練習方法

1つめのインテグリティ。指導者なら知らなきゃダメな領域の話。でも現在多くの指導者がこの言葉を知りません。こちらは現在スポーツ界で取り沙汰されている多くの問題に直結する内容なので、また後日詳しく書いていきたいと思います。

2つめのスタッツ(統計)から考える練習方法とは、スタッツをよく読み解くことから得られることが多いという話。テニスは確率のスポーツです。どのショットを多く打つか、またそのショットはどれくらいの確率で入るのかなど様々な角度からスタッツデータがあります。

今回紹介したのはサーブとリターンの絡んだポイントは全体の70%占める割合だけど練習にサーブとリターン取り入れてますか?ということをお伝えしました。

サーブとリターンはテニスの始まりのショットです。これさえうまくできれば勝つ確率がぐっと上がります。またテニスは流れが途切れないので、必ずポイントが終わればサーブから開始します。リターンからスタートはあり得ません。では、なぜサーブを練習しないのか、それはサーブが動作的に難しいからです。戦術的に考えれば、サーブとはラリーをスタートさせるためのショットと捉えればいいと思います。(特に初心者は)

そのような講義をしていた中で質問がありました。

「ダブルフォルト(サーブミスで相手に点数が入ってしまうこと)を3回連続でしてしまう選手がいるのですがどうしたらいいですか?」

わたしだったら、その選手を指導するのあたり、

試合後に

「サーブ3回連続でダブルフォルトしていたけど、それは気づいていた?」

と質問します。

もし気づいていなければ、まだ自分のテニスを分析するところまでのれべるに達していない(テクニック的なことを考えることで精一杯、もしくはルールを守って試合を円滑にすすめることに精一杯)なので、アドバイスできないです。

気づいていたのなら、

「2回ダブルフォルトしたときに、なにか変えようと思いましたか?」

という質問をします。

変えようとしたけど、うまくいかなかった。

であれば、何を変えようとしたのか、その改善方法がちょっと間違えたのかもしれません。

変えようとしなかった

であれば、なんで変えようとしなかったのか?質問します。

というように自己分析力をあげるためには試合後にフィードバックのときに

質問をします。

テニスはコート上で一人で戦うスポーツです。コーチや監督からの指示で動くことはできません。自分で判断し、分析し、改善方法を見つけ実行することができなければ、勝つことができないスポーツです。

自己分析力とはテニスの試合のときに限らず普段の生活でも置き換えられることです。そんな応用もできる選手たちが増えると嬉しいです。


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