見出し画像

ドキュメンタリー映画『ひいくんのあるく町』をあるいてみた話②


画像1

なんかね、面白いの。二人の関係が。それこそ、この2人のコンビをドキュメンタリー映画にしたら面白いんじゃないかな、って思ったくらい。。。今日はその辺りのお話を。

前回のお話はこちら → ドキュメンタリー映画『ひいくんのあるく町』をあるいてみた話① https://note.mu/q_kana/n/n668d8c27b5bc

画像2

私が二人の住む町に行った際に先ず驚いたのが、最寄り駅が無人駅だったこと。テレビでは見た事あったけど、本当にあるんだなぁ、、て。鉄オタには堪らないのではないだろうか?と言うと鉄オタに鼻で笑われるか罵倒されそうで怖い。怯える。どうしよう、この文章削除しようかな。。。

画像3

駅から出て私はさっそく町のガイドマップを見た。町の中心部あたりに「青柳邸」みたいなのが記載されているので ”わーさすが監督!豪華な邸宅を、、、” などと思っていた矢先、監督が現れた。さっそくガイドマップの件を監督に伝えたら、

青柳監督:”あ、それ私と全然関係ないです”

画像4

その後、さっそく町を案内してくれることに。 

”折角だし秀彦さん(※ひいくんのこと。監督はひいくんのことを秀彦さんと呼びます)探しましょう。” 

青柳監督はそう言うと助手席に私を紳士に誘導し、車を走らせた。私が ”どうやって探すんですか?” と訊ねると監督は、

 ”なんか、気配っていうか、秀彦さんが歩いた痕跡みたいなのがあるんですよね。。。。あ、ホームセンターにはいないですね。なんか活気がない気がする、、、。” 

凄い。ホームセンターの入り口近辺を一瞥しただけで分かってしまうのである。これは相当ひいくんと親密、あるいは青柳さんはエスパーなのだ。車で色々な道を走る。

”いない。。。違うな。こっちにはいない。” 

私は超人類的な能力を発揮する青柳監督に羨望の眼差しを放っていたような気がするし、ちょっと引いていたかもしれない。しばらく町を回ったが結局ひいくんは見つからず、最初に車を停めたのは公民館前だった。すぐ前には川が流れており、夏にはそこで水遊びをするという。なんて井上陽水の音楽が流れてきそうな場所なんだろう。それが前回の記事の一番上に出ていた写真である。

「あー、、、えっと。何しに来たんだっけ?」

て思いません?思うよね。だって。まぁいいか。それで、公民館では地元の同年代を集めホームシアターで映画「ムカデ人間」を観た。ちょっと意味不明な展開だと思われたかもしれない。大丈夫。私も意味不明だと思う。そこで出逢った人たちの紹介についても割愛する。濃いキャラの渋滞になるから。映画を観た後、皆で映画の感想を言い合った。それも割愛する。なんかどうでもいいから。公民館でみんなでダラダラしていたら青柳監督が携帯電話を見て、着信があった事に気付いた。

”あ、秀彦さんからだ。”

”あー。電話したんですか?” と訊くと、

”いや、なんか、僕に電話をくれるんです。” 

私は ”へー。なんの用事で?” と訊く。

”いや、わかりません。取り敢えず秀彦さんの方から必ずかけてくれるんです。特に用事もなく。じゃ、ちょっと秀彦さん見つけてきますね。” 

そう言い残し青柳監督は車でどこかへ行った。

去っていく車を見送った後、私は公民館近くで飼われている ”わん” と名付けられた犬の頭を撫でた。書いててなんか疲れたな。続きはまた次回。

画像5

公民館。みんなで海外の映画「ムカデ人間」を観ました。梅雨の思い出。


↓いよいよ来週です!是非ともご参加ください!青柳監督が来ます!

==========================

映画「ひいくんのあるく町」上映!あなたにとって「いっしょに生きる」の意味はなんですか?

ゲスト:青柳拓監督(「ひいくんのあるく町」監督)
2019/06/22 (土 )
池袋みらい館大明 14:00〜17:00
定員 30名(先着予約制)
参加費 1,500円
御予約
(link: https://www.kokuchpro.com/event/QAtheater)) 

==========================

画像6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?