1210「紅包マダー状態」

金曜日にゲットした「上海オフィス」で働きつつ、わざわざニューヨークから上海にやってくる程度には重要なMTG。結構緊張していたが、方向性が見えて良かった。自分で、早く出来上がるのを見たいプロジェクトというのは良いプロジェクトで、そういう意味でこれはとても出来上がるのが早く見たいプロジェクトではある。来週も上海で続きをやる。

やはりニューヨークにいるとミーティングが絞れるので、作業時間が取れるが、アジアに出てくるとどうしても集中的に人に会うことが多くなってしまって、各所にご迷惑をおかけしてしまう。

で、そのまま皆さんと飯に行ったが、言ったお店がちょうど日本酒のイベントだったので、(おいしいとは思うが)体質的に合わない日本酒を飲んでそこそこ体調が悪くなりつつ、「やばい」と思ったので何も食わないようにして立ったり座ったりを繰り返していたらどうにか直った。

さらにその後もおもてなしを頂いてしまったのだが、そこの席でそこそこ酔っ払った状態でやってみたらすごく盛り上がったのが、WeChatの機能である「紅包」(ホンパオ)だ。WeChatでは、WeChat Payで、チャットの相手にオンライン送金をできる。これは当たり前の機能だが、その拡張で搭載されているのが「紅包」である。

「紅包」は、WeChatのチャットグループに送ることができる。グループのメニューから「紅包」を選び、金額を設定して、「配布数」を設定する。たとえば、「60元(約1,000円)」を「3つ」と設定して送信する。チャットグループには8人の人がいるとする。そうすると何が起こるかというと、グループ内の人が送信された紅包をタップすることができるようになる。で、タップすると、くじ引きが始まって、60元がランダムに3つに分けられて、当たる。つまり、24.52元とか60元のうちの適当な数値分、お金がもらえる。
つまり、ランダムな金額が入っているデジタル福袋が3袋グループチャット内にわーっと配られて、それをグループ内で取り合って、その金額なりに一喜一憂する、という仕組みだ。

この機能は知っていたが、実際に飲んでいた人の間でグループチャットをつくって、お互いに紅包を送り合う、つまりお金をばら撒きあったりすると、めちゃくちゃ盛り上がる。

会社なんかだと、旧正月に社長がウン十万単位の紅包を社員が全員いるグループチャットに発射して、お年玉ボーナス的なものが行われるらしく、この金額によって社長の器というものが決まるらしい。そして、旧正月になると、社員たちは「紅包マダー?」状態になり、ヒリヒリした状態になるらしい。

で、酔っ払いながら紅包をばらまいたり人の紅包を受け取ったりして最終的にマイナス30元(500円)くらいになって帰ったのが3時くらい。そういったことも仕事であるものの、5時起きで翌日朝の飛行機に二日酔いというか酔ったまま乗って、寝て起きたら東京で、そっからずっと打ち合わせだったので、昨日の日記がこの時間になりました。今日の日付には間に合った。

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