生活不活発病を防ぐために必要なこと

生活不活発病は、生活様式の変化により運動量が減って心身に様々な症状が現れる疾病です。生活不活発病になると、身体機能が衰えるだけでなく、精神的ダメージも被るため、回復には困難を伴います。これは社会活動から離れ、身体を動かすのが億劫になってしまう高齢者に多い疾患です。

生活不活発病を発症しないためには、きちんと対策を講じる必要があります。生活不活発病を防ぐためには、日頃から運動をする習慣を持つことが欠かせません。とにかく続けられるかどうかが重要なポイントです。

介護施設に入居した高齢者は、生活様式の変化や介助サポートがあることで、以前より運動量が減ってしまう傾向にあります。そのため、介護施設に入居が決まった際は、予め運動をする時間を決めておいた方が良いでしょう。

介護施設では、介護スタッフが入浴や排泄の介助といった身体介護をはじめ、衣類の洗濯から清掃までの生活援助をしてくれます。そうなると、高齢者はどうしても手持ち無沙汰になり、活動が鈍くなりがちです。

日常生活の雑用に追われることなく、ゆったりと生活できることは好ましいのですが、運動量が減って生活不活発病になる恐れがあることは自覚しなければなりません。一方、介護士側も高齢者ができることは可能な限り自分で行うよう促すことが大事です。

介護施設内を歩き回ったり、花の水やりや軽い清掃をしたりするだけでも関節や筋肉を動かす機会を得られます。部屋に閉じこもるのではなく、外の空気を吸うだけで気分は変わるものです。散策をして、違う景色を見て、心身共にリフレッシュさせる時間を持つようにしましょう。生活不活発病への意識を高めたい方は、関連サイトにアクセスして基本的な情報を学んでおくことをおすすめします。