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2月21日◆自分の弱点・極度の”ビビリ”との向き合い方


今年も健康診査は異常なし

最近、自治体で受けた健康診査の結果が戻ってきた。私はフリーランスなので、年1度の健康診査(診断)はいつも自治体のお世話になっている。もちろんいくらか負担することになるのだが、受診する病院を比較的自由に選べるのはありがたい。私は家からそう遠くない場所にあるクリニックにお願いすることにした。以前発熱した時に、家から近いという理由だけで駆け込んだのところ、先生がとても親身で丁寧なことに感動したからだ。その病院では、血圧測定も採血も結果に対する説明も、全て先生が行ってくれた。

40代後半の身体は特に何の異常もなく、ホッと胸をなでおろした。といっても、何か不安材料があったわけではない。お酒はもともと弱くて飲めないし、タバコははるか昔にやめたし、胃腸がそんなに強くないので脂っこいものはあんまり食べられないのだ。その上、毎日ちゃんと6〜7時間は寝ていて、適度に運動をしている人に、重大な問題があったら困りものである。

どうしても克服できない、極度のビビリ

けれど私には自分ではどうしても克服できない弱点がある。それは特定のことに対して極度の”ビビリ”なこと。具体的には胃カメラ、採血、閉所恐怖症、揺れなどがそれにあたる。胃カメラは嫌すぎて胃腸の検査は20年以上逃げ続けているし、採血は80%の確率で気を失うので毎回寝かせてもらっている。MRIスキャンは必要に駆られたことはないが、想像しただけでパニックになりそうだ(泣)。

通常の健康診査で採血だけは避けられないので、先に気を失うかもしれないと伝えて、横になった状態で行ってもらった。私は低血圧でもあるのでゆっくり引かなければ採血できないと言い、先生はなかなか手こずっていた。案の定私はだんだん意識が遠のいていき、多分数秒朦朧としたと思う。採血だけは手慣れている看護師さんにやっていただきたかった(苦笑)

気を失う原因は、貧血ではなくストレス

ところで、採血で気を失うからと言って貧血ではないのが難しいところだ。貧血を甘く見ているわけではないが、もし原因がそれだったら自分で努力してなんとかしようと思う。しかし私の場合は「神経反射性失神」らしく、何かに対するストレスに起因するのだそうだ。

神経反射性失神は、通常、何かに対するストレスに起因します。

痛みや疲れ、緊張などのストレスがあると交感神経が非常に緊張し、副交感神経が交感神経を抑制しようとして、一気に亢進します。すると吐き気、蒼白、発汗、あくび、便意などの前駆症状が現れ、その後、失神が起こります。

東京ハードリズムクリニック

つまり、ビビリを克服しない限り、気を失う可能性からも逃れられないということだ。いい大人が採血を怖がるのは気が引けるし、閉所恐怖症に至ってはたまに日常生活でも支障をきたすので、和を乱してはならないと思うと余計に言いづらい。けれどそこで我慢をして失神したら、余計に迷惑がかかるのだ。

そんなわけで私は、必要な時は臆することなく正直にビビリだと伝えることにした。伝えたところでビビリが消えることはないけれど、こんな人がいるということを他人に知ってもらうだけで、だいぶ楽になる気がする。「そっか…大変だね」と言ってくれることがほとんどだが、中には自分もそうだと教えてくれたり、「え?意味わかんない!」と笑い飛ばす人もいる。笑い飛ばされたとしても、恐怖心が小さくなる気がして意外と悪くない。

来年の健康診査も、きっと同じクリニックの同じ先生にお願いすると思う。願わくば先生に、私のビビリを覚えていてほしい。そしてもう少しスムーズに採血をしてくれたら幸いだ。


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