見出し画像

BPSDについて身体状況で問題となる因子について

身体面では便秘・脱水・痛み・かゆみ・低血圧・低血糖薬などが原因

身体状況のうち、BPSDの原因となる因子に「便秘」があります。
一般的に高齢者は便秘になりやすく、認知症高齢者の場合も例外ではありません。

認知症高齢者では、便意をもよおしてもそれが「便意」と認識されず、不快な感覚となってBPSDを誘発します。

この他に高い割合でBPSDの原因となる因子に「脱水」があります。
認知症高齢者では飲水量が減る人も多く、脱水になりやすい傾向にあります。いつもは意味不明な会話の人が、点滴による補液で脱水症状が改善され、会話が可能となることもあります。

また、高齢者は関節の変形や筋力の低下などに伴い、膝の痛みや腰の痛みなど、さまざまな部位に痛みを来しやすいものです。
このような運動器の加齢現象は、認知症高齢者も一般高齢者と同様に起こっています。

一般高齢者と同じ割合か痛みを防ごうとする対応能力が低下しているため、それ以上の割合で痛みがあると考えて良いでしょう。

認知症高齢者の場合、痛みの感覚を感じていてもそれがどこからくる痛みなのか、なぜ痛むのか、この不快な感覚が何なのか理解できず、不安感、不快感となりBPSDを惹起するようになります。

上記の他、低血圧もよく見られるのが原因の一つです。
高齢者によく起きる低血圧には、①起立性低血圧、②食後低血圧、③入浴低血圧があります。

この他、低血糖やかゆみ薬の副作用などもよく見られるBPSD発生の原因です。以上で挙げたものは原因の一部なので、決めつけずにこの他にも目を配ってください。

身体状況のうち、BPSDの原因となることが多い因子

【便意】
一般的に高齢者は特に便秘になりやすい傾向があります。

【低血圧】
よく見られるものに①起立性低血圧②食後低血圧③入浴後低血圧があります。

【脱水】
認知症高齢者では飲量水が減る人も多く、脱水になりやすい傾向にあります。

【痛み・かゆみ】
関節の変形や筋力の低下などに伴う膝の痛みや腰の痛みなどがあります。
70歳以上の高齢者の約半数が皮膚のかゆみに悩まされています。

【低血糖】
薬の副作用によるBPSDも多いので、服薬中の人は各薬の副作用についてよく把握することが必要です。

【くすり】
薬の副作用によるBPSDも多いので服薬中の人は各薬の副作用についてよく把握することが必要です。

便秘とその種類について

便秘とは排便回数が少ないことですが、たとえ毎日排便があっても苦痛や残便感がある場合は便秘であり、数日間排便がない場合でも特に異変も無く、日常生活で困らなければ便秘とはいえません。

機能性便秘:機能性便秘とは、排便機能の障害による便秘のことです。


品質性便秘:品質性便秘とは胃、小腸、大腸、肛門に腫瘍による狭窄など物理的な障害があり、排便が障害されていることをいいます。

慢性便秘
①弛緩性便秘:腸蠕動や筋力低下による便秘で、高齢者、多産婦に多く見られます。
②痙攣性便秘:腸の筋緊張が高くなり発生する便秘です。
③直腸性便秘:直腸での排便反射が低下して起こる便秘です。習慣的な便意の我慢や浣腸乱用などで起こります。高齢者に多く見られます。
④その他:糖尿病や甲状腺機能低下症などで神経麻痺を合併して便秘になることがあります。

急性(一過性単純性)便秘
・急性(一過性単純性)便秘
・食物繊維や水分が大きく不足した場合
・環境の変化によるストレス
・くすりの副作用
などから生じます。

便秘に効くツボ
便秘に効くツボをいくつか挙げてみました。参考にしてみて下さい。

画像1

中国医学による便秘

画像2

食物繊維を含む食物ベスト10

画像3

ここから先は

1,002字 / 2画像
認知症ケアで重要な内容が、単元別に見られるのはマガジンならでは!そして価格は驚きの500円です(*'▽')

現場での実践に使える認知症ケアの基本的な考え方からBPSDへの対応についてまとめています。

株式会社QOLサービスは、感動を生むサービスを理念に出版事業、介護事業、教育事業を展開しています。