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BPSDの原因【活動面・コミュニケーション・環境面・心理面】

睡眠障害、運動量不足、外出不足、退屈、活動強制、活動剥奪などがあります

Activities(活動)のうち、BPSDの原因になる割合が多い因子に「睡眠障害」があります。
睡眠は、万人が共通して毎日行う重要な活動で、この活動が阻害されたとき、心身にさまざまな変調を来します。

この変調が引き金となって、BPSDを発生させることがあります。

同時に、睡眠障害を改善する目的で行われる薬物の服薬も、昼間の傾眠、昼夜逆転、ふらつき・転倒などのBPSDの原因になるようなことも多いようです。

運動量の不足もBPSDの原因になることがあります。
当施設の調査でも活動量が少ないと「食事の混ぜ重ね減少」が発生したり、不穏状態が発生したりする方がいました。

また、日ごろ夜間に起きてくる方々が、グループホームでの旅行で活動量が増加した際は、ぐっすり眠るということもよく体験しています。

活動のうち、BPSDの原因となることが多い因子

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外出は心身機能の改善に有用で、社会的交流の低下が認知症のリスクファクターであることや、閉じこもりと鬱・認知症との関連などは、よく知られていることです。

退屈な時や、理解不能な活動・嫌いな活動などを強要されたとき、楽しんでいた活動を取り上げられた時などは、誰でもイライラしたり、そわそわしたりするもので、このような際にはBPSDも出現しやすくなります。

コミュニケーションの質や量によってBPSDが発生します

コミュニケーションには


・言語的コミュニケーション(verbal communication)
・非言語的コミュニケーション(Non-verbal communication)


があり、コミュニケーションについて考える際には、言葉としてのコミュニケーションだけではなく、口調・表情・雰囲気や態度などのノンバーバルコミュニケーションにも注意を払う必要があります。

コミュニケーションによるBPSDの発生原因に、スタッフや家族、他利用者など周囲の者によって陰性感情が引き起こされる場合があります。

マイナスの感情を引き起こすようなコミュニケーションによって、早く安心できるところへ帰りたいために、「家に帰りたい」と言ったり、早く離れて欲しいために「暴力を振るう」などのBPSDが発現することもあります。

コミュニケーションの質×質が少ないと、寂しさや不満、不足感などを感じ、人に構って欲しい、自分に気を向けて欲しい、話をしてほしい、などの欲求が起こり、怒ってみたり、服を脱ぐなどの反社会行動に出たり、異性への性的接触が増加したり、他者への不満をいうなどのBPSDが出現する事があります。

逆に多すぎても混乱し、その場を取り繕うために作り話をしたり、ごまかすために怒ったりすることがあります。

このほかにBPSDが発生する要因として、コミュニケーションが抑圧的な場合や答えにくい場合、理解困難な場合などがあります。

コミュニケーションのうち、BPSDが原因となることが多い因子

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