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くあちるとにゃるら先生の邂逅(inコミックマーケット100)

 フォロワーにくあちるに書いてほしい記事を訊いてみたシリーズ。
 『にゃるら先生について語ってみてほしい』

 くあちるがにゃるら先生を知ったのは数年前、いわゆる前世垢だった頃です。
 『NEEDY GIRL OVERDOSE(以下ニディガ)』の最初の告知ツイートがバズって、タイムラインに回ってきたのがきっかけです。「へえこのゲーム面白そう。作者さんフォローしておくか」くらいの気持ちでフォローしてたけど、別に追っかけするほどの関心は持ってなかった。
 にゃるら先生より作品に興味あった口です。

 そして時は経ち2022年1月。くあちるは病み界隈に入門した。
 その時期にちょうど存在を忘れていたニディガが発売。くあちるはゲームをプレイして、人生を救われるほどの感銘を受けて作者を調べてみることに。
 するとそこには『にゃるら』という文字。
 「なんかどこかで見たことが……そういえばこのゲーム。まさかあの時バズって気になってたやつじゃんか! これ作ったのこの人なのかよ!」と点と点が繋がる壮大な伏線回収に弩級の衝撃。

 調べれば調べるほど、にゃるら先生は文字を書くことに精通している。というかそれを生業にしていることが明らかに。
 普段の日記からエッセイ集、そしてニディガ関連の本。あまり昔すぎるものまでは流石に読んでませんが、ここ一年ほどの書き物はほとんど読んでいます。くあちるが貧乏なばかりにnoteの有料記事の購読までは出来てませんけれど。

 くあちるが日記を書くのも、こうしてエッセイなり書き物をするのも半分はにゃるら先生の影響です。元々こうして文章を書く習慣はあったけど日記は書いてなかったのでそこはもう潔くパクってます。あとは文脈とかも影響を受けてますね。以前なら作文においてですます調を使うことはなかった。

 こうして尊敬と共に憧れを募らせたくあちるは2022年の夏コミにニディガが参加しにゃるら先生も来るとのことでお金がないくせに無理に東京に行った。
 会場の勝手が分からなくて入場に大きく手間取り、しかも台風が直撃して豪雨の中くあちるは走った。もう荷物や靴なんて構ってられない。とにかく急がないと何もかも無くなってしまい、ここに来た意味も無くなってしまう。
 必死だった。にゃるら先生のTwitterを常に更新し続けて、本以外のグッズが売り切れたというツイートを見た時は心臓が止まりかけたけど、最低限本さえ買えれば良いと思ってたからまだ戦えた。
 長い長い長い人の列を並び、豪雨に耐え忍び、ようやく入場。もう緊張で身震いが止まらなかった。
 ニディガのブースに近づくにつれて喉から心臓が飛び出てきそうだった。ああ、あの時のことを思い出すと今でも高揚感が溢れてくる。

 2022年の夏コミで、ナマ足魅惑のマーメイドでお馴染みのあれ『HOT LIMITのコスプレをしてる男性スタッフ』のツイートがバズってるのを見たことがある人がいると思います。
 あの人がいたまさにその出入り口の正面にニディガブースはあった。
 それよりもあの人、時間帯は違ったものの、くあちるもちゃんと目撃してました。

まさにこの方


 緊張で足がすくむ。しかし一秒でも遅れたら買えないかもしれない。だから進むしかない。
 意を決してブースの前へ。幸いなことに並んでる人はいなく、くあちるだけがその場に。
 「あああ、初めまして! オタクです!」くあちるの開幕一声。にゃるら先生が目の前にいる。にゃるら先生と後ろにいた男性スタッフの方が微笑んだ。スタッフの方が「良い挨拶ですね」と言ってくれた。
 緊張で口がパサパサに。上手に言葉を発せられない。それでも必死に喋った。本を1冊くださいと言った。
 にゃるら先生は本を一冊手に取り、思い出したかのように微笑んでこう言った「一冊で良いんですか?」と。
 あ……悪魔だ。まるで天使のように微笑み、悪魔みたいに囁いたにゃるら先生の言葉に「じゃあもう一冊ください!」と二つ返事で答えたくあちるであった。
 戦利品はニディガのスタッフ本と特典のインターネットやめろステッカーを2セット。

 その後に時間を空けてサインを貰うことに。
 先程の本一冊に、商業本のエッセイ集、それと空のブロン瓶。この3つにサインを書いてもらった。
 「名前はどうします?」と聞かれた時に、Twitterのプロフィールを見せて「これでお願いします」と言ったら「あー! アイコンが超てんちゃんなので覚えてますよ」と言われた。
 コミケに行く前から、にゃるら先生がTwitterで時折やるリプ返にリプライしてたり、超てんちゃんのツイートに毎回画像リプをしていたり、エゴサに引っかかってかで、とにかくなんと認知されていたのだった。
 これは間違いなくアイコンの力。あれを作ってくれた人のTwitterはもう消えちゃったけど、まだどこかでくあちるを見てくれているかな。本当にありがとう。

 それで本は良かった。問題はブロン瓶だった。あまり人がいる場で見せるのも良くないと思ったので手で覆ったまま机の上に置いて「これにもお願いします……」と恐る恐る言った。
 「おおお……!」と笑うにゃるら先生とスタッフ。ドン引きされるどころか、『面白いことをしてくるなこのくあちるというやつは』というような 反応に近く、乗り気で蓋にサインをいただいた。これはにゃるら先生も人生で初めての経験だったことでしょう。そう思うとなんか名誉なことです。

 今でも超てんちゃんに画像リプは飛ばしてるし、にゃるら先生のリプ返にもリプライをしている。
 だって命の恩人の生みの親ですからね。そりゃもう神ですよ。なんか恐れ多いなと思いながらいつもそういうことをしている。
 配信にコメントをしたりするのも似たようなものだと思いますが、くあちるは基本的にそういうのは見る専門なのでコメントをするのは今でも躊躇うのです。あれって慣れてればいいけど勇気がいりますよね。配信者がそれ言うかって話ですけども。

 きっと一生尊敬する人物です。
 またいつかお会いすることもあります。
 その時に忘れられてないよう、くあちるも色々と影響を受けた存在の1人として精進したいと思います。
 にゃるら先生の模造品ではなく、くあちるという一活動者としてね。

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