復活のために課した3つの掟~タントラマンへの道(第57話)
最後通牒の内容
一年前、心臓冠動脈バイパス手術を受けたことは既に過去記事に書きましたので、ここでは上位の意識(ハイヤーセルフ?)からの最後通牒について言及しておこうと思います。
多分、手術の3年くらい前からだったと思うのですが、愛犬の散歩中や、ちょっと早歩きした時などに胸やけするような気がしたり、肩から鎖骨辺りにかけてダルいような痛いような感じがするようになっていました。
でも、当時もこれといった運動習慣はなかったため、年齢や運動不足のせいにして、あまり気にしていませんでした。
ところが、手術の半年くらい前から、それらの症状が現れる頻度が多くなってきたのです。
そして、手術の2カ月半ほど前、就寝中に不規則な動悸を感じたことで不安になったため、翌日、近所の医院で検査してもらうことにしたのです。
3種類の心電図(運動前、運動直後、運動後数分経過後)を調べた結果、「狭心症の疑いあり」ということで、精密検査を受けるために総合病院で精密検査をすることになりました。
CTやMRIを使った検査を経て、やはり狭心症との診断が下されました。冠動脈があちこち詰まっているのだけれど、ステントを入れて対処できるような状態、場所ではなく、バイパス手術以外に方法はないとの結論でした。
実際の手術はまた別の大病院で受けたのですが、そこでも、「この場所が詰まった状態で発作を起こしていたら死んでましたよ。」と言われました。
手術は4本のバイパスを造るものになるとのことでした。
いやはや、最初の夜間のあやしい動悸を軽視していたら、その後まもなく発作を起こしてあの世に行ってしまっていたかもしれなかったとは!
これもまた、今生で果たすべき使命が残されているからこそ助けられたと思うのが良さそうです。
手術とその後の経過については、この連載の最初の方で既に述べてありますので、そちらを参照してみてください。
食生活の見直し
術後のリハビリと並行して、食生活の改善を図ることは必須でした。
遺伝子のタイプ検査も受けてみたのですが、僕は脂肪を分解するのが苦手なタイプでした。
このような検査は、あまり信ぴょう性がなく、占いレベルだとの意見もありますが、僕の場合、酒(アルコール)が飲めないタイプである等、当たっている点もあったので、脂肪分解能力に関しても多分当たっているのだろうということで結果を信じることにしました。
また、バイオハッカーを自認する人たちは、揚げ物だけは絶対に食べないのだという話も聞きました。
ということは、僕は自分には体質的にも合わないし、健康に気を遣う人の間では常識になっている程までに身体に悪いとされている揚げ物を、人生の大半に渡って何年間も、それこそ自分の身体は揚げ物で出来ているとも言えるくらい食べ続けていたことになるのでした。
これでは、せっかく酒もタバコも全くやらないことで得ていた生来のアドバンテージも、揚げ物の大量摂取の前では無いに等しかったのでしょう。
そこで、せっかく与えてもらえた余生を、使命の全うのために最大限に活用するために、食生活に関しては3つのルールを定めることにしました。
ルール1:揚げ物厳禁
ルール2:食品添加物を極力避けるために、食物はできる限り加工商品は食べず、原型がわかるもの(米、野菜、果物、肉、卵など)を主体とする
ルール3:できるだけ自炊する
とりあえず、これくらいのゆるやかさからスタートです。
初めからガチガチのルールで縛ってしまうと継続できないのは、これまでの経験で良くわかっていましたので。
あります。
現状と目標
それでは、それぞれのルール順守の度合いの現状と、将来の目標について述べておきたいと思います。
ルール1:揚げ物厳禁
ルール設定後、1年経過しましたが、順守率100%です。
けれども、やはり揚げ物が食べられないのは寂しいです。
なので、油の代わりに高温の水蒸気を使って揚げ物ができるという、シャープのヘルシオが欲しくなっているところです(笑)
ルール2:食品添加物、加工食品を避ける
様々な食品添加物や人工甘味料が使用されているようなお菓子類、ハムやソーセージ等の加工食品やインスタント食品は食べなくなりました。
甘い菓子の代用としては、黒糖や蜂蜜を食べるようにしています。
また、一時期はバイオハッカーの影響を受け、高額なサプリを何種類も摂取していたのですが、効果を実感できないだけでなく、これだけの金を払うんだったらもっと美味しさを楽しめる自然な食材を買った方が良いと思うようになったので止めました。
今はまだ出汁をとるのに出汁パックを使ってしまったり、市販のカレールゥを使ったりしているのですが、今後はこれらも改めて行くつもりです。
ルール3:外食をせずに自炊する
このルールは、調理担当だった母が入院した3カ月前に設定しました。
今のところ、外食は1週間に多くても一回だけとしていますので、順守率は95%です。
まだまだレパートリーが少なくて、カレー、肉じゃが、ミートソース等々、同じ食材で出来るようなものばかりです。
料理の細部にまでこだわるようなマニアにはなれそうにないので、とにかく原型を留めている食材、しかもなるべく顔が見える生産者によって安全に作られたものを積極的に使っていきたいと思います。
これに関しては、やはり、将来的には自分で生産に関わる術を模索する必要性を感じています。
日本は食糧自給率が低すぎるだけではなく、農産物の生産者も高齢化しているので、そんなに遠くないうちに食糧危機に見舞われる可能性はかなり高そうです。
その点では、「少食」に慣れておくと良いと考えています。
僕のように、早食いかつ大食いの悪習慣が染みついてしまっている者にとっては、少食の必要性は特に高いです。
以前、マクロビオティックの外国人講師から聞いたのですが、
彼の祖父(父?)はアウシュビッツ収容初から生還したのですが、仲間の多くが飢え死にしてしまったなかで生き延びることが出来たのは、わずかな食事を何百回も咀嚼して食べたおかげだと言っていました。
私も間違いなく食べすぎですので、良く噛んで食べる習慣を身に着けることで内臓負担を軽くし、健康増進と食費節約の一石二鳥を狙いたいと思います。
以上、食事編に関しては、ひとまず終了し、
次回からは、運動編に移りたいと考えています。
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