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フルマラソン完走記⑤~「ふりかえり」編~

4回の連載?にお付き合いいただきありがとうございました。
最終回である今回は,このレースを振り返ってみたいと思います。


初期目標の評価

大会前に投稿した通り,今回のレースでは3つの目標を掲げていました。

上位目標:怪我なくフィニッシュ

これは,文句なく100点!
鍼治療を続け,練習をセーブした甲斐がありました。
それ以外にも,とれる対策をすべてとったのが良かったのだと思います。

中位目標:眠ったように走る

12キロ地点でサブ4集団に巻き込まれるまでは,完璧そのもの。
結果として1/3弱しかできなかったので,30点といったところでしょうか。

下位目標:ネガティブ・スピリット

サブ4チャレンジをしたツケで,今回も30キロの壁とご対面する羽目になってしまいました。どう考えてもこれは0点。私欲に負けました。
4時間ペーサーに付いていなかったらどうなっていたのか。それは,来シーズンの大会で試してみようと思います。

恐竜,再び現る

さて,今回走ったふくい桜マラソンは,お絵描きランになっています。
ガーミンが記録した軌跡をご覧ください(左に90度回転させています)。

ふくい桜マラソン2024のコース。左方向が北。

何かに似ていませんか?
そう,「恐竜くん」です。恐竜の背中にあるちょっと尖がったところがスタート地点になっていて,そこから左回りに一筆書きをして戻るという面白いコース設定になっています。

なお,軌跡の色は私が走ったペースと連動しています。
サブ4集団に追いつかれたのは恐竜の後頭部あたりです。頭をぐるっと回って前足にさしかかるあたりまでは,ペーサーに付けていました。後ろ足の付け根でオレンジになっている(スパートをしている)ところが,例の30キロ地点で,その直前の一瞬青くなっているところがトイレだと思われます。
30キロ以降は,もうボロボロですね(尻尾のあたりはほぼ歩いています)。

総括

今回のレースは失速してしまい,コロナ禍前に記録した自己ベストには遠く及ばない結果に終わりましたが,出場したことには大変満足しています。

特に,予定外のサブ4チャレンジをしたことは,(素人丸出しだと言われるかもしれませんが)自分にとって大きな経験になりました。
ひょっとしたらこのチャレンジをしなければ,自己ベストが出たのかもしれません。でも,サブ4の壁の大きさや(実戦で12キロしかペーサーに付いていけなかったという圧倒的事実),30キロペース走の必要性を体感をもって知ることができたことは,それ以上の収穫になったと思っています。

また,怪我の治療を続けるなかで,自分の癖となっている腸脛靭帯炎との付き合い方(原因らしき箇所)がわかってきたことも大きな収穫でした。

そして何より嬉しかったことは,諦めかけていた2つの大会に両方とも出場できたことです。大会翌日には,鍼治療でお世話になった先生へおみやげを持参し,お礼を言ってきました。

来シーズンに向けて

帰り道,咲き始めた桜を眺めながら,来シーズンの目標を立てました。

「焼肉食べ放題」のミッションを終えた帰り道

①怪我をなくす努力

とにかく「怪我しない(継続練習ができる)=強い」が,陸上の鉄則。
今回,故障した箇所を中心に,ストレッチを見直します。

②メニューを変えたポイント練習

今は長距離を走れるだけのスタミナが足りていません。コロナ禍前の自分であれば,「30キロ3時間」はもっと楽に到達できていたはずでした(ついでに言うと,フィニッシュまで歩かずに走れていました)。
今後は「30キロ走→20キロ走→10キロ走」とメニューを変えたポイント練習を週末にするなどして,スタミナとスピードアップを図りたいと思います。

③現実的になる

今回の挑戦で,サブ4は今の自分にはまだ遠い目標だということを強く自覚しました。コロナ禍前の自分とは同じではないことを認めねばなりません。なんとなく練習を重ねて挑戦していても,きっと同じことの繰り返しです。

そこで,来年もまたふくい桜マラソンへ参加することを念頭に,1年後に到達しておきたい目標タイムを作りました。それは・・・

4時間15分(下位目標:32キロ3時間)

レースプランとしては,今回と同様に第1ウェーブ後方から入り,途中落ちたところを,第2ウェーブの4時間ペーサーに拾ってもらう。
ペーサーに追いつかれるまでのタイミングを,今回の12キロから20キロ地点まで伸ばし,今回同様そこから12キロをペーサーに喰らいついていくことができれば,32キロ地点に3時間ちょっとで到達。残り10.2キロを平均キロ7分に失速したと仮定し,4時間15分くらいでフィニッシュするイメージです(あくまでもイメージw)。

これを達成するためには,32キロを3時間で走れている必要があります。「30キロ3時間」がやっとだった今の自分には相当ハードルが高いですが,まずは1年後にここに到達できていることを目標に,練習メニューを組んでいきたいと思います。

拙い走りでしたが,私にとっては大きな学びになった大会でした。
5回にわたり,お付き合いいただきましてありがとうございました。

明日は天気も良いので,お花見ラン(ジョグ)をするつもりです。
来シーズンに向けて,また楽しく走っていきましょう!

あ,でもまだお尻が痛いや(笑)。


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