日本語の漢字における《業》は〈ギョウ〉と読む場合は“仕事・活動”の意、〈ゴウ〉と読む場合はサンスクリット語〈カルマン〉及び〈カルマ〉の訳語として“善悪に関する行動”及び“因果応報”の意味となります。

カルマは日本ファルコムのパソコン用アクションRPG『ザナドゥ』で〈カルマモンスター〉と総称される倒してはいけない善良なモンスターが登場し、倒してしまった場合にカルマ値が加算され、ペナルティが課されるシステムが導入されています。

水木しげる先生原作の漫画『最新版悪魔くん』及びそれをもとにしたアニメ『悪魔くん』では黒悪魔〈カルマ〉が登場し、水木先生の著書に多数記載されているフィンランドの伝承に伝わる妖怪が由来となっています。

今回はいろいろな言語でカルマを取り上げます。

いろいろな言語でカルマ

【Karma】ほとんどのラテン文字使用言語
【Karma / 𐔏𐔀𐔙𐔒𐔀 / 𐖁𐖗𐖱𐖫𐖗】アルバニア
【Karma / 𐒏𐒖𐒇𐒑𐒖】ソマリ
【Carma】ポルトガル、ウェールズ
【Yết-ma / 羯磨】ベトナム
【Κάρμα】ギリシャ
【ⲕⲁⲣⲙⲁ / ⲔⲀⲢⲘⲀ】ヌビア
【ⲭⲁⲣⲙⲁ / ⲬⲀⲢⲘⲀ】コプト
【𐌺𐌰𐍂𐌼𐌰】ゴート
【Карма】ほとんどのキリル文字使用言語
【Կարմա】アルメニア
【Քարմա】西アルメニア
【კარმა / ᲙᲐᲠᲛᲐ / Ⴉⴀⴐⴋⴀ】ジョージア、メグレル、ラズ
【ᎧᎳᎹ / Kalama】チェロキー
【קארמה】ヘブライ、ラディノ
【קאַרמאַ】イディッシュ
【كارما】アラビア、エジプト・アラビア、ウイグル、カザフ
【کارما】ペルシア、ダリー
【کرم】ウルドゥー、サラーエキー、ジャウィ
【کرما】ウルドゥー
【کەرمە】ソラニー
【ڪرم】シンド
【ކަރްމާ】ディベヒ
【ܟܪܡܐ】シリア
【ܩܪܡܐ】アッシリア現代アラム
【कर्म】ヒンディー
【कर्म / 𑌕𑌰𑍍𑌮】サンスクリット
【কর্ম】ベンガル
【কৰ্ম】アッサム
【ਕਰਮ】パンジャブ
【ཀ་རྨ་ , ཀ་རྨ།】チベット、ゾンカ
【𑐎𑐬𑑂𑐩 / कर्म】ネワール
【ꠇꠞ꠆ꠝ】シレット
【ꯀꯔ꯭ꯃ / কর্ম】マニプーリ
【કર્મ】グジャラート
【કર્મ / 𑊺𑋙𑋪𑋗】カッチ
【𑂍𑂩𑂹𑂧 / कर्म】ビハール/ボージュプリー、アンギカ
【𑒏𑒩𑓂𑒧 / कर्म】マイティリー
【𑅕𑅭𑅬 / कर्म】マールワーリー
【𑊄𑊢𑊠】サラーエキー
【𑠊𑠤𑠹𑠢 / कर्म】ドーグリー
【𑚊𑚤𑚶𑚢 / कर्म】カーングリー
【କର୍ମ】オリヤー
【ᱠᱚᱨᱢᱚ】サンタル
【கர்மா】タミル
【కర్మ】テルグ
【ಕರ್ಮ】カンナダ
【කර්ම】シンハラ
【ကမ္မ / Kamma】パーリ
【ကံ】ビルマ
【𑄇𑄧𑄢𑄴𑄟𑄧】チャクマ
【កម្ម】クメール
【กรรม】タイ
【ກຳ】ラオ
【ꦏꦂꦩ / Karma】ジャワ
【ᬓᬃᬫ】バリ
【ᮊᮁᮙ】スンダ
【ᨀᨑᨆ】ブギス
【𑻠𑻥 / ᨀᨆ】マカッサル
【ꤰꥑꤸ】ルジャン
【ᜃᜇ᜔ᜋ / Karma】タガログ/フィリピノ
【ᜃᜎ᜔ᜋ / Karma】イロカノ
【ᜣᜭ᜴ᜫ】ハヌノオ
【ᝃᝋ】ブヒッド
【ᝣᝫ】タグバヌワ
【羯磨 / Jiémó】中国
【羯磨 / ㄐㄧㄝˊㄇㄛˊ】台湾華
【羯磨 / Kit³mo⁴】広東
【羯磨 / Kiat-mô͘】台湾
【羯磨 / Jhǐkmo】上海
【갈마 / 羯磨】韓国
【カㇻマ / Karma】アイヌ
【カルマ / Karuma】沖縄
【까르마】チアチア
【카르마】韓国
【ካርማ】アムハラ、ティグリニャ
【ⴽⴰⵔⵎⴰ】アマジグ
【ꕪꕊꕮ】ヴァイ
【ߞߊߙߑߡߊ߫】マニンカ
【ᑲᕐᒪ / Karma】イヌイット