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【12/18】今週のリテールトピック #新小売概論

「新・小売概論」では、毎週海外ニュースを4〜5本ピックアップし、海外トレンドをベースにアパレルや小売を取り巻く環境について考察していきます。

国内ニュースのピックアップは毎朝NewsPicksでも行なっていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

NewsPicksアカウント:https://newspicks.com/user/159187

今週の主要ニュースはこちら!
1.本屋は潰れていったとしても、ファッションブランドが「本屋」に新しい価値を見出す
(Bookstores may be dying, but fashion brands are giving them new life)
2.世界的な不動産事業はEC化に適応しようとしている
(The global property business tries to adapt to e-commerce)
3.サイズがなぜ数字以上の価値をもつのか
(Why Size Is More Than a Number)
4.Alibabaの野望ーーそれはAmazonのような実店舗の展開だ
(Alibaba Has Ambitious, Amazon-Like Offline Plans)
5.2018年、小売業界に起きるであろう驚くべき10の予測
(10 surprising retail predictions for 2018)

1.本屋は潰れていったとしても、ファッションブランドが「本屋」に新しい価値を見出す

記事URL:https://quartzy.qz.com/1153077/bookstores-may-be-dying-but-fashion-brands-are-giving-them-new-life/

実店舗は、ブランドにとって顧客が製品に対してどのように興味を示しているかをデータで測ることができます。さらに、よい本は顧客がより長く店内に滞在する理由になります
Brick-and-mortar shops are data troves for brands to gain insight on exactly how customers interact with the products. And a good book will keep a customer in the store for longer.

本屋は儲からない、紙の本は売れないと言われている中で、新しい本屋の可能性はファッションブランドのショップにあるかも!という話。

事例としてSonia Rykiel 、Warby Parker、Club Monacoがあげられています。

特に、Club Monacoのマーケティング&コミュニケーション部門のディレクターの発言が、2013年に語られたものというのがすごい。

「単にセーターを買いに来る場所ではなく、アートや文化を学ぶ場所を創りたかった」
“We wanted to create a space where you don’t just come to buy a sweater, but are getting an education on art and culture”

個人的にも本と映画はこれからの店舗展開に重要なものだと思っていて、それは

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