ロクガツミドリ

皆さん初めまして。富山県在住、肩書は特にありません、人です。 ただいま漫画(絵本?)製…

ロクガツミドリ

皆さん初めまして。富山県在住、肩書は特にありません、人です。 ただいま漫画(絵本?)製作中です。何もかも初めてです。今年中にアップさせてみます。願わくば、みなさんと繋がれればいいな。

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第1章 絵本原作『はんぶんこ』upの巻

6年前に創作したものです。 一念発起、現在絵も製作中です。完成目標は今年末です。 完成したらupします。 不定期で、進行状況を報告させていただきます。 がんばります。 …お疲れ様でした。

    • 第36回 第3逸話『プロテウス』 その6

       そして意味不明な、スティーブンの自問自答はさらに続く。 ”スティーブン君、君はいかにしても聖人にはなれないよ。昔は君も信心深かったのに。 赤鼻(酔っ払い)になりませんようにってマリア様に祈ったりもしたね。 (でも、ある時)女の人が水溜りを跨ぐのを見て、もうちょっとスカートを捲り上げるようにって、悪魔に祈ったろ。 (またある時は)雨の中で「女の裸!」って叫んだろ(つまり、信仰に反して、エロいことを考えたってこと)”  …とにかくスティーブンは苦い過去を思い出して苦しんでる

      • 絵本制作、re-start8

        「苦しい策」 A Manが、狩をしました。 獲物を担いで荒野を歩く、A Man。  A Manは獲物の尻尾を握っている筈でした。  …ところが、    獲物には尻尾がありませんでした!  この動物は、映画『2001年宇宙の旅』に出てきた、今からおよそ2〜300万年前に居た、…のかどうか知りませんが、映画内ではそうなっていた名前はわからない変な動物です。  この創作絵本は映画『2001年宇宙の旅』に、オマージュを捧げています。 で、この動物は登場させたいです。

        • 第35回 第3逸話『プロテウス』 その5

          ”風が彼の周りを飛び跳ねた。光る風の手編みに操られ、マナナーン(伝説上の海の妖精)の駿馬どもが”  頭がクラクラするスティーブンの独白文章が続き、筆者は「俺はこのまま死ぬのか」と思った次の瞬間、突然文体が三人称になる。  海岸を歩くスティーブンの周りを、風が飛び跳ねたんだって。マナナーンなる比喩表現とか出てきて、普通の小説っぽくなり、ホッとする。 ”あの新聞投稿(ディージーに託された手紙)を忘れちゃいけない、その後はシップに12時だ” さらに小説内の情報も出てきて、「俺

        • 固定された記事

        第1章 絵本原作『はんぶんこ』upの巻

          第34回 第3逸話『プロテウス』 その4

          ”僕も罪の暗闇の中で孕まれた。生まれたのではない、造られれたのだ”  イエス・キリストは神より、造られずして生まれた、と言う。スティーブンはその反対をゆく。 ”神は大昔から、僕を存在させようと思っていたのだ。(中略)「永遠法」が神と共にあるからな” 永遠法とは、神が定めた計画。この世の全てはこれに従って進んでいるとのこと。  スティーブンはとても自意識の高い青年。…というか自惚が少々強いやつ。作家志望のインテリだもんねえ。 自分が目を開けている時間こそ世界は回ってるのだ

          第34回 第3逸話『プロテウス』 その4

          絵本制作、re-start7

          「付け足し」 …お疲れ様でした。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

          絵本制作、re-start7

          第33回 第3逸話『プロテウス』 その3

          ↑3が四つも、イエーイ!  …さて、  目を開けた世界が、前とは少しも変わっていないいつもの世界だったことに、少しがっかりするスティーブン。 「ま、そりゃそうか…」  しばらく歩いていると、二人連れの「女ども」が、台地から海岸に足を踏み入れるところを見る。 「女ども」とは二人の女性(この時点では歳はいくつぐらいなのか不明)。一人は産婆用の重そうなバッグをぶら下げ、一人は雨傘を手にしてる。一人は名前をフロレンス・マッケイブと言う。スティーブンの独白で教えられる。あのパ

          第33回 第3逸話『プロテウス』 その3

          第32回 第3逸話『プロテウス』 その2

           目を閉じて、浜辺を歩くスティーブン。 恐る恐る一歩、二歩三歩…。 ”「順序に連続するもの」” アリストテレスは、「時間とは、前と後ろに関しての運動の数である」と、言ったらしい。 ”これが聴覚態の不可避的様式だ”  …視覚を奪われながら歩くことで、その言葉がより実感できるとでも言いたいのかな? ”そろそろ、目を開けようか…。嫌だ、まだダメだ俺!”  スティーブン君は、一生懸命想像力を働かし、「一人ツッコミ」して遊んでいるらしい。  目を開けようとする自分を自分が制

          第32回 第3逸話『プロテウス』 その2

          絵本制作、re-start6

          「タイトル出し」 …お疲れ様でした。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

          絵本制作、re-start6

          絵本制作、re-start5

          「色塗り」 …お疲れ様でした。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

          絵本制作、re-start5

          第31回 第3逸話『プロテウス』 その1

           給料を受け取ったスティーブンは、その足でダブリン市街へ向かう。 ちょっと待てよ。 あんたまだ1授業しかやってないぞ。 多分この学校は、日本で言う中学か小学校。じゃあ授業時間は50分ぐらい? 一日労働時間50分?  早々にスティーブンがその足で向かったのは「シップ」って言う飲み屋。マリガンたちと待ち合わせしてる。たった50分働いて、給料もらってすぐ飲み屋(てかまだ昼だぜ)。 …いい気なもんだ。    余談だが、本書次頁にある概要には、時刻11時。場所サンディマウント海岸、

          第31回 第3逸話『プロテウス』 その1

          絵本制作、三度re-start 4

          『未知との遭遇』  …お疲れ様でした。 興味をもたれた方、↓こちら↓。

          絵本制作、三度re-start 4

          頓挫を繰り返し、三度re-startその3

           2023/11/28  「付け足し」 …初めての訪問者さん、失礼しました。  これに懲りずまた来てね。

          頓挫を繰り返し、三度re-startその3

          第30回 『オデュッセイア』第4歌その2

           テレマコスの留守中、故郷イタケでは。  オデュッセウスの妻ペネロペイアのチンピラ求婚者どもの中でも1番のおしゃべりアンティノオスがまた 「何!?テレマコスは、ピュロスに行ったのか? 世話人メントルと共に? でもメントルは昨日俺見たぞ。なんかボォ〜っと道歩いてた」 実はテレマコスと旅に出たはずのメントルはアテネ女神が化けた偽物で、何も知らない本物のメントルは、イタケでぼけぇ〜としているらしい。 「そういや最近王子の姿が見えんな。まいいか」 「くそ〜、さては応援でも引き連れ

          第30回 『オデュッセイア』第4歌その2

          第29回 『オデュッセイア』第4歌

           スパルタに到着した、テレマコスとネストルの子ペイシストラスはメネラオスの館へ。  メネラオスはいきなり、見知らぬ客人たちを快く歓迎する。 召使が「知らない人たちが来ていますが、どうします?」とか言うと、 メネラオスは「…まったく。お前がそんなに馬鹿だとは知らなんだぞ。せっかくお越しいただいた方たちだ。さっさとお通ししろ!」 …なんて言ってる。  例の如く名乗る前から歓待を受けるテレ。豪勢な食事、着替えまで用意。  メネラオスは何やらベラベラと話し出す。 「私帰還兵でして

          第29回 『オデュッセイア』第4歌

          第28回 『オデュッセイア』第3歌&『ネストル』総括

           『オデュッセイア』第3歌  古代ギリシヤ。  故郷イタケを後にしたテレマコス。まずピロスへ赴きそこでネストルに会う。 父オデュッセウスの消息を尋ねる。 「オデュ? さあどうしてるのかなあ」 がっかりテレ。 「でもメネラオスなら何か知ってるかも」  今度はメネラオスに会うため、ペイシストラトスに付き添われ、馬車でスパルタへ向かうテレ。  終わり。 『ユリシーズ』第二逸話「ネストル」   マーテロ塔を後にしたスティーブンは、一人職場へ行く。 金持ち出身ばかりが生徒の学

          第28回 『オデュッセイア』第3歌&『ネストル』総括