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「上手くいってる?」チズホルムの第一法則

長い長い1学期が終わろうとしています。どうしても高校3年生の担任の先生方は1学期の終業式が過ぎても調査書の入力や面接指導、小論文指導などがあり安息できることがないまま束の間のお盆休みに突入しそうです。5〜6年前までは通知表や調査書を手書きしていたことを考えると少しは働き方改革、ICT化が進んできたように思います。学年主任を務めてから、この2年と1学期を振り返ってみると様々なことに挑戦してきました。そもそもGIGAスクール構想の流れを受けて本校ではプロジェクト澪−MiO−をスタートし、「Googleドライブ?」「Metamoji?」「スプレッドシートを共有?」など頭に「?」がいっぱいの中を試行錯誤してきた学年です。それ以外にも中村文昭さんの講演会を開いたり、Chromebookを使ってMeet授業をしたり今までに無い教育活動ができたと感じています。「まずまず上手くいっている」そう思うこともありますがここが危険です。それを心理学でいうと

チズホルムの第一法則


と言います。この法則は、1980年にスウェーデンの心理学者ピーター=チズホルムによって提唱されました。これは「上手くいっている時は何かがおかしい」という法則です。物事が自分に都合のいいように動いているときは何かがおかしいのであって、それを当たり前だと勘違いしないことが重要だという言われています。さらにチズホルムの第ー法則には以下の2つの発展系の法則もあります。それは

〈これ以上悪くなりようのない物事も悪化する場合もある〉
〈順調に見えるときは、何かを見落としている〉


石橋は叩いて渡れ

これから夏を越えるといよいよ受験本番の生徒も多くいます。考査も入試も「ま、それなりにできたかな」という手応えの時が一番危険で結果、大きなミスをしてしまっているケースをよく見かけます。このチズホルムの第ー法則をネガティブに捉えるのではなく、常に物事は上手くいかなかったときにどうするかの備えと、心の準備があれば、もし最悪の事態に陥っても動揺することがありません。石橋は叩いて渡れということわざ通り、見直しをしたり試験会場に行く前に荷物の確認をしたり慎重に行動していきましょう。でも、叩きすぎて石橋を壊さないように😁


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