みてらんないってよ


世界は一歩一歩いままでの雰囲気に戻りつつある。

コロナの感染者がいなくなったわけではないが、たくさんの人がわりかし普通に外を出歩くようになった。

わたしもその中の一人だ。


音楽仕事はまだまだ戻ってこない。

だからわたしは音楽の関係ない普通のアルバイトもしている。

そのアルバイトも6月までは休みだった。


今日で6月が終わる。

わたしの中の「ある意味」の日常に戻ってから1ヶ月。

休業明けの人事考課では

「(大手企業とはいえ)お店も赤字なので、事情があってもいまはけいやくおふやせるわけではない。だからそうほうにとってwin-winになるようにできたらいいですね。」

と店長とはなした。

わたしの基本契約は平日の朝06:15−11:00 3日 である。

しかし6月は週4日、そして多くは倍の6時間近く働かせてもらった。

学生が多いのと、いま一人主婦の方が研修中のためたくさんはいることができた。

この1ヶ月で休業前より自分でも自信を持てるくらい動けるようになり、常連さんを覚えた。

わたしのお店は毎日同じオーダーをする人が7割くらいだ。

オーダーを聞くよりも「いつものですね」とかコーヒーの味だけ聞いたほうが早いしお客様も満足だし私たちも楽だ。

いままではなかなか覚えられないという意識があったが、回数や時間はやはりモノを言う。覚えれた。


しかし、週4回5時に起きなければならない。

わたしはそもそも朝が苦手だ。

朝起きるために、大学3年の時に無理やり朝のバイトを始めたのだ。

起きれるからやっているわけではない。


高校時代、実家ではアラームでは一ミリも起きず、母に毎日のように怒鳴られながら乗りたい電車の約15分前に起き、3分前に家を出て走ってギリギリ乗る生活をしていた。

そうは見えないくらいには起きられるようになった。ひとり暮らしの危機感なのか、大人になったから起きられるようになったのか。


とはいえ連日はキツすぎて休みの日は寝て終わるようになってしまった。

音楽の本番も直近にはなく、あせりはない。

とはいえ本当にバイトしかしていないのもおかしい。

本当におかしなことになってしまっている。


ときどき自分が見苦しくて仕方がない時がある。

もはや時々ではいけないのかもしれないけど

なにが正解かもわからないしこれからどうなるのかもわからない。


でもいま一生懸命頑張ることがない。

ただ生きているに近い状態なのだ。


ただ生きていい時間なんてみんながみんな体験できることではない。だからこそ戦い続けなければいけないし自分から攻めていかないといけない。


なんて分かりながらもきっと明日のお休みはぐでんとしてしまう。


自分に甘くて弱すぎる




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