見出し画像

統合失調症の回復期に行うこと

こんにちは!しらすです!


今回は統合失調症の回復期に行うことについて、まとめていきたいと思います。

陰性症状が和らいできたときに行うことを5つ紹介します。

*個人的な経験談です。専門家ではありませんので、あくまでも参考程度でお願いいたします。


1・薬の調整

まず、薬には種類があります。

錠剤、口内崩壊錠、内用液、テープ剤、注射剤などです。

基本的には錠剤のことが多いと思いますが、患者さん一人ひとりに合った薬が処方をされます。


自分にどの薬が合うかは、治療が始まったタイミングから始まります。

しかし、急性期や休息期は症状が強いために、自分にとって良い薬が何なのか、冷静に判断するのは難しいです。

むしろ、休息期にはうつ状態が深まるので、その陰性症状を抑えて楽になれる抗不安薬などが処方されます。ここでも薬の調整は行われ、1、2週間試した後に、効き目を判断し、薬を変更したり増量したりします。


回復期に入ってきたタイミングで初めて客観的に見ることができるように思いますので、薬が効いているのかどうかを判断するのはこの時期がいいのかなと個人的には思います。

私の場合は、メインの抗精神病薬がなかなか合いませんでした。ホルモンバランスも乱れていたため、自分に合った薬に出会えたのは治療が始まってから約半年が経った頃でした。

今では症状が安定し、仕事も少しずつ増やせています。


2・デイケアやリワークプログラムに通う

デイケアとは、精神科が行っており、当事者が集まって生活技能訓練や話し合い、運動、レクリエーションを実施するプログラムのことです。リワークプログラムも似たようなものですが、より復職に向けたプログラムになっているのかなという印象を受けます。私が通っていたところは保険適用でした。


デイケアでは当事者が集まるので、自分の病気を理解してくれる人が多くいます。その中で様々な活動を行うことで気持ちも前向きになり、復職に向けた準備ができます。

心理療法を行うところもありますので、ストレスへの対処方法も学ぶことができると思います。


しかし、こうしたデイケアやリワークプログラムは病院によっては行っていない場合もあります。初診の段階で、こうしたプログラムがあるのかを把握しておくことは大事です。


3・毎日の記録を取る

治療中(特に休職期間)は毎日のスケジュールと気分を記録することをお勧めされます。何時に起きて何時に寝たか、食事のタイミングはいつか、何をして過ごしているか、どういった気分でその日を過ごしたのかは、主治医や産業医にとって有益な情報となります。

さらに、生活リズムを整えることにも役立ちます。客観的に症状と生活リズムの乱れを見ることができるので、「明日はこうしよう」という気持ちが湧いてきます。


私はタイムスケジュールにその日の気分、起きた時間、寝る時間、食事の時間、薬を飲んだタイミング、それ以外に行った活動を書くようにしていました。毎回通院の際に持っていき、主治医に見てもらうようにしていました。

また、それ以外でも気になったことや相談したいことはメモを取って行くようにしていました。何の話をしたかったのか忘れないようにして、主治医に相談することは、上手く治療していくのに役立ちます。


4・薬を忘れず服用する

薬は忘れずに服用しましょう。私は抗精神病薬の使用を1日だけ忘れたことがあります。すると、症状はいつもより出てきてしんどかった記憶があります。ついつい外出時に忘れやすい場合は、財布に入れておくなどの工夫をしておきます。

薬をきちんと服用することで、自分に合った薬を見つけやすくもなります。忘れず飲んでいると、効き目が分かるからです。こうした薬による変化も先述したスケジュールと一緒に書いていけるといいかと思います。


また、薬の副作用も知っておきましょう。最近は副作用の少ない薬もあるようですので、副作用が出た場合は積極的に主治医に話してみましょう。


5・体力を戻す

デイケアに行ったり外出するようになったら、体力を消費します。しかし、休息期で寝てばかりいた生活を送るため、一時的に体力ががくんと下がります。

それを取り戻すために、散歩をお勧めします。トレーニングなどがきついように思えても、散歩なら軽い運動なので、抵抗感なくできるかなと思います。

15分くらいからで構いませんので、散歩をしてみてください。散歩をすることで、セロトニンの分泌が促され元気にもなりますし、身体を動かすことで疲れが取れていきます。夕方あたりに軽い運動を行うと、その日はぐっすり眠れますので、現在闘病中の方は取り入れるといいかもしれません。



ここまで統合失調症の回復期に行うことを見てきました。

1・薬の調整

2・デイケア、リワークプログラムに通う

3・毎日の記録を取る

4・薬を忘れず服用する

5・体力を戻す


休職期間中はすごくつらいと思います。絶望感や孤独感を感じ、希死念慮が出てくる方もいらっしゃるだろうと思います。

休息期では生活リズムが崩れ、普段やっていたこともできなくなりますが、少しずつ回復していくにつれて、またできるようになっていきます。

ポジティブにとらえれば生き方を改善するチャンスだと思いますので、希望を持ち続けながら治療にあたってもらえればと思います。


少しでもご本人や周りの方が楽になりますように。

ではまた!


参考サイト↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?