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映画の感想まとめNo.111~120

観た映画の感想を10本分まとめて箇条書きで書いています。
映画館で観た作品には★マークがついています。

No.111『ハッピー・デス・デイ 2U』

2019年上映/クリストファー・ランドン監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:忘れました
・ホラー映画と言うのはなんとなく知っていたけど詳しいことはなにも知らずに見た。見ている途中でこれが続編だということに気付いた。
・前作でタイムループから抜け出した主人公ツリーは新しい朝を迎え、恋人のカーターと充実した生活を送ろうとしていた。そのとき、カーターのルームメイトであるライアンがタイムループに巻き込まれてしまう。すべての原因がライアンの関わる研究によると気づいた3人は研究室に向かうが、ツリーはまたタイムループすることになってしまう……という話。
・ホラー映画だと思って見てたらタイムループを終わらせるために殺人鬼をやっつけようとがんばる話だったのでびっくりした。全然ホラーじゃなかった。
・話がトントン拍子に進むので楽しかった。テレビ的だなと思った。
・ループがなぜ起こるのか?というのを解明するシーンがあって、ホラーというよりSFだった。殺人鬼が誰かという謎解きと、ループはどうしたら止められるかというSF的展開を楽しめる映画だった。

No.112『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』★

2022年上映/コリン・トレボロウ監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2022年8月6日
・子どもの頃から大好きなジュラシックシリーズがついに完結。絶対に映画館で観るぞと心に決めていた。
・今回のジュラシックでは、ジュラシックワールドからのキャラであるオーウェンとクレアのほかに、ジュラシックパークシリーズからのマルコム博士とサトラー博士、グラント博士も出ていて、なんだか同窓会的な感じがしてすごくアツかった。
・今回は遺伝子工学で人工的に作られた生き物枠で超巨大イナゴが出ていて、ちょっと一風変わった感じがして面白かった。今までのワールドシリーズではインドミナスレックス、インドラプトルが出ていたけれどなんだか恐竜と言うより人食い怪物的な感じだったので。
・ロックウッド卿の孫娘というかクローンの女の子であるメイジーの生まれたいきさつも分かって良かった。ただ、やっぱりクローンはかわいそうだなと思う。本人はお母さんの声で真実を聞けたから満足かもしれないけど。
・このシーンはどうやって撮ったんだろう?と思うシーンがたくさんあって、大迫力で最高だった。
・ジュラシックシリーズもこれでおしまいかと思うと感慨深い気持ちになる。恐竜も、最近の研究ではもっと鳥っぽい感じというのが分かってきた中で、ジュラシックパークからの見た目を変えずにやり遂げたのはすごいと思う。ジュラシックパークからの伏線も回収して、大団円に終わった。今までのシリーズ作品の中で今作が一番面白いと思う。

No.113『シャイニング』

1980年上映/スタンリー・キューブリック監督/製作国:イギリス、アメリカ
鑑賞日:忘れました
・CSのムービープラスで鑑賞。超有名な名作だということは知っていたけど何気に見るのは初めてだった。
・冬の間隔離されるホテルの管理を任された家族の話で、父親が狂っちゃって妻と子どもを襲うようになる……という話。
・妻役の女の人が、どうも金属バットの友保さんに似ていてそればっかり考えちゃってなかなか集中できなかった。
・昔の映画なので、怖いシーンに行きつくまでがかなり長く、今の時代で初めて観るとなるとかなり間延びした印象になってしまうなと思った。それでもドアをたたき割るあのシーンは傑作だし、雪の中を追い掛け回すシーンは怖くて良かった。

No.114『オペラ座の怪人』

2004年上映/ジョエル・シュマッカ―監督/製作国:イギリス、アメリカ
鑑賞日:忘れました
・もう何回も観てる大好きな作品。CSのムービープラスで鑑賞。
・1919年のパリ。かつて絢爛豪華だったオペラ座での栄華をしのぶ品々が、
廃墟となった劇場でオークションにかけられていた。やがて、惨劇に関わったとされるシャンデリアが紹介されると、ドラマは1870年代へとタイムスリップする。
・この今と昔を交互に映すやり方もかっこよくてすごくシビれる。シャンデリアが映って白黒だった映像がどんどん色を帯びていくところ。すごくかっこいい。
・なんといってもファントムがとにかくかっこいい。登場の仕方もいちいちかっこいいし、歌声がオペラというより少しロック的な感じで、力強くてそれもかっこいい。
・クリスティーヌにいちいち腹立ってしまうのは私だけだろうか。二回もファントムのお面を外したり、ファントムのこと慕ってるのかなんなのかヤキモキさせるところ。お面外すところかわいそうすぎて毎回嫌になる。ファントムがどういう気持ちでマスカレード書いたかとか考えへんのか!?と思ってイライラしてしまう。
・ファントムのやり方は少し強情で不器用な感じがするけど、でもやっぱりファントムに同情してしまって、切ない気持ちになる。すごく良い映画。感想書いてたらもう一回見たくなってきた。

No.115『梅切らぬバカ』

2021年上映/和島香太郎監督/製作国:日本
鑑賞日:2022年8月22日
・去年予告見てから映画館で観たいなと思っているうちに上映終了してしまった作品。WOWOWで鑑賞。
・自閉症を抱える息子・忠さんと母親の珠子。忠さんは毎日決まった時間に起き、朝食を食べ、決まった時間に仕事に行く。庭にある梅の木が伸び放題で、隣に引っ越してきた里村家から苦情が届く。ある日、グループホームの案内を受けた珠子は、忠さんを入居させることにする。しかし、忠さんはグループホームを抜け出してしまう……という話。
・母親の愛情が溢れる作品だった。すごいなととにかく思った。
・グループホームは忠さんの実家からほとんど近い。グループホームに近隣住民から反対意見がたくさん届くシーンがあるが、実家に住んでいたころの忠さんにはだれも文句を言わないのはなぜ?と思った。実家は仕方ないからかな。
・高齢になった障がい者とその親がどう生きていくかという作品なんだけれど、私も統合失調症だったり私の妹も自閉スペクトラムだったりするので、身につまされる思いがした。私たちが年を取ったら、どうなるだろうと思いながら観た。
・忠さん役の塚地さんがものすごく上手くてびっくりした。もう立派な俳優さんだなと思った。

No.116『ゾッキ』

2021年上映/竹中直人、山田孝之、斎藤工監督/製作国:日本
鑑賞日:2022年8月26日
・コロナ禍で映画館が閉まったりして観に行けなかった作品。WOWOWでやってたので鑑賞。
・竹中直人、山田孝之、斎藤工の三人が監督を務めた作品で、元の原作は「ゾッキA」「ゾッキB」という漫画らしい。
・なんだか全体的に抽象的で、よくわからないまま進むシーンが多かった。オムニバス形式なんだけど、連作と言うか少しずつどこか繋がっている作品だなというのは分かった。
・ただ、「伴くん」というパートがあって、それがものすごく良かった。伴くんと牧田くんがとにかくかわいらしくて、キュンキュンした。
・伴くんが、牧田くんの存在しないお姉ちゃんのことを好きになってしまう話。最初の頃は伴くんはいつも死にたいと言っていたのに、お姉ちゃんのことを好きになってからはだんだん死にたいと言わなくなっていくところがすごく良くて、かわいいな~と思う。牧田くんも、せっかくできた友達を失いたくない一心で必死に嘘をつき続けるところが、切なくてかわいらしいなと思う。なんだか二人がガラスでできているかのように繊細で透明感があって、めちゃくちゃ良かった。
・伴くん以外のパートはよく分からない上にあまり面白くないんだけど、伴くんが良かったのでまた観たいなと思わせる。不思議な映画だった。

No.117『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』

2022年上映/中村裕監督/製作国:日本
鑑賞日:忘れました
・2021年11月に亡くなった瀬戸内寂聴さんに17年間密着したドキュメンタリー作品。
・CSで瀬戸内寂聴さんのことについてやってる番組があって、そこで放送されていたので観た。
・なんというか、いつまでも恋心を持ち続けている人ですごいなと思った。いつまでも感性が若々しい。瀬戸内寂聴さんはドキュメンタリー内でよく「死にたい」と言うんだけれど、それも若い女の子みたいで若々しいなと思わせる。
・今まで、どちらかというと瀬戸内寂聴さんのことは生臭坊主だと思っていてあんまり好きではなかったんだけれど、今回この映画を観て、好きにはならないが凄い人だったんだなということはわかって感心した。戒律を守っていないことは自覚していたし、だからこそ瀬戸内寂聴という人の価値があるのだなと思った。

No.118『Dr.コトー診療所』★

2022年上映/中江功監督/製作国:日本
鑑賞日:2022年12月18日
・ドラマは子どもの頃から何回も観てきたので、楽しみにしていた。
・最後のシリーズから16年経っての志木那島が描かれている作品。
・最初は、新しいキャストいらないんじゃないかなと思っていたけど、話が進むとすごくしっくりきて良かった。特に判斗先生の役の人がすごく良かった。
・判斗先生、最初はちょっと嫌な人なのかなと思ったけど全くそんなことはなく、終始正論しか言ってなかったのが良いなと思った。確かに判斗先生の言う通り、病人をここまで酷使するっていうのはなかなかきつい話。
・特に台風が来てからなんだけど、想像できうる限り最大級に最悪なことが次から次へと起こるので、感動というより笑ってしまいそうになった。最悪の煮凝り。
・ネタバレになるけど、最後コトー先生は死んでしまったのだろうか?私個人の感想としては、死んでしまって、最後のシーンはコトー先生の願望や希望だったのではないかと思う。でも死んで終わりってなんか悲しい終わりだな。

No.119『ラスト・エンペラー』

1987年上映/ベルナルド・ベルトルッチ監督/製作国:イギリス、中国、イタリア、フランス、アメリカ
鑑賞日:2022年12月29日
・中国最後の皇帝「溥儀」の人生を壮大なスケールで描いた作品。
・一度途中から見たことがあって、そのときにすごく引き込まれた作品で、一度ちゃんと見なければなと思っていた。
・幼くして皇帝という立場になり、成長して日中戦争の荒波に翻弄されていくのだが、想像以上にものすごい生涯を送っていてびっくりした。
・歴史、特に中国の歴史に疎くて知らなかったのだが、溥儀の暮らす紫禁城の外は中華人民共和国になっていて、紫禁城の中だけ皇帝であるというところに驚いた。王朝って最後はそんな感じだったんだ、と思った。
・歴史の作品なのでところどころ説明が入ってしまうのは致し方ないというか、私は歴史に疎いので助かった。
・溥儀の最後はものすごく切なくて、皇帝だった人なのになぁ、と思った。戦犯として扱われ、庭師として余生を過ごしたというところにも驚いた。中国の歴史と溥儀についてもっと知りたいと思った。

No.120『オズの魔法使』

1939年上映/ヴィクター・フレミング監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年3月9日
・CSをたまたまつけたらこの作品がやっていた。私は元々オズの魔法使いが大好きで、本も2冊持ってるし、USJでオズのエリアがあったときは欠かさず行っていた。なのにこの映画を観たことがないのはおかしいなと思ったので鑑賞。
・ある日、ドロシーが家の中にいたら突然竜巻が襲ってきて家ごと持ちあげて飛ばされてしまい、気づいたらオズの国に来ていた・・・という話。
・最初はモノクロで始まるので、昔の映画だからモノクロ映画なのかな?と思っていたら、オズの国に来てからフルカラーに変わる。色とりどりのオズの世界とドロシーのいる現実の世界とをこうやって分けるなんてすごいなと思って感心した。
・ストーリーは原作とほとんど変わらないんだけど、やっぱり映像で観るとキャラクターたちが生き生きと動いていて面白いなと思った。特に私の好きなカカシがかっこよくてかわいくて、面白かった。
・ひとつウケたのが、ライオンのキャラデザ。あれどうにかならんか?と思うくらいちょっと気持ち悪いというか怖いというか。性格はとってもかわいいから見ているうちに愛おしくなるんだけど、初見の子供は泣くだろうなと思う。
・JUDYという映画が最近(とはいっても数年前?)に公開されていたらしく、主人公のドロシーを演じた子の人生の話だそうで。その映画を観る前にこれを観て良かったなと思った。

今回は以上です。最近映画を観れていないので、またいろいろ観ていきたいと思います。

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