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北大路魯山人 作『梅にうぐいす』を朗読しました。


「うぐいす」の歌を作るとき、うぐいすに一体何を配しますか?
今までに見たことがないような、人が考え付かない組み合わせを探しますか?
それとも、今までに何千何百と使われてきたであろう「梅」を使いますか?

どうして「うぐいす」と「梅」は鉄板の組み合わせなのか。
よく見る組み合わせだからありきたりに思えてしまうけど、ずっと一緒に愛されてきたということは、それがもう完成系だからなんですよね。
遥か昔からうぐいすは梅に留まって来たし、人はそれを絵や文章に残してきた。
それをあえて崩す必要はあるのか。

話はそこから料理にまで及びます。
洋食とスープの組み合わせ。
握り寿司とすまし汁の組み合わせ。

調和と統一、そして季節の感じられるものが一番。
創作活動をするときにも、料理を作るときにも、この教えは頭に入れておきたいなと思います。

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