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舞台「〇〇な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~」を観劇した話。

はじめに、私はジャニーズのKis-My-Ft2(以下キスマイ)が大好きだ。

幼い頃からジャニーズが好きで、それまで一番ハマったのは嵐だったけど。
ファンクラブに入会し、コンサートへ行くために遠征し、グッズを買い漁り、出演するテレビ番組はなるべく欠かさずチェックする。雑誌は…数が多すぎるのであまり買わないけど。でも、そこまで好きになったのはキスマイが初めてだった。し、今のところ最初で最後と思っている。

こんなこと、他のヲタクに言わせたら普通だと思う。コンサートだって1か所しか行かないし、ロケ地巡りとか全然しないし、テレビ番組だって忘れる時もあるし、言い出したらキリがない。
でも自分が出せるお金の範囲で、好きなように追いかけているならいいと思っている。他の人を羨ましく思う気持ちはあるけど、自分なりの応援の仕方をしているつもりだ。

そんな私の最新ヲタ活は、2月に舞台を観劇したこと。
東京グローブ座で上演されている舞台「〇〇な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~」を観るために、東京へと飛んだ。

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主演は横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永

今回の舞台は横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永が主演を務めたドラマ「〇〇な人の末路」を舞台化したもの。ちなみにここから4人のことは、横尾さん、宮っち、ニカちゃん、千ちゃんと呼ぶのであしからず。

ドラマではそれぞれ別のキャラクターを演じ、それぞれの末路が描かれていたのだが、今回は横尾さん&千ちゃんが月side、宮っち&ニカちゃんが海sideとして、同じ兄弟を演じるもののエンディングは全く別物といった内容だ。これだけでワクワクしなかったヲタクはいないだろう。2回目のちなみに、私はニカちゃんが好き。二階堂担。

東京グローブ座の収容人数は全703席。コンサートとは比べものにならないほどのチケット争奪戦だったはずだが、私はなんとか第1希望で当選。発表日が12月23日だったので最高のクリスマスプレゼントとなった(自分でお金払うんだけどね)。

ここで一つ、奇跡が起きた。
私は今回、Twitterで知り合った千賀担の人と舞台を見に行くことになっていた。申込み時には第3希望まで応募できるので、3つの候補日をランダムにそれぞれ申し込んだ。そしたらなんと、私が2月22日に当選、相手が2月23日に当選したのである。遠征する私にとっては東京へ行く回数が1回で済むし、しかも3連休ときた。最高。日頃の行いがここで効くなんて(?)。ありがとうキスマイ。

まず感激するのは、スタイルの良さ

2月22日、海side。
いよいよ開演。眠っている兄役の宮っちを、弟役のニカちゃんが起こしにくるところから始まる。ニカちゃんが登場して、台詞云々の前に思ったこと。

脚長っ!!!スタイル!スタイル良すぎ!きれい!!!!!!

コンサート以外で動くニカちゃんを観るのが初めてだったし、コンサートはバーン!ドーン!キャアアアアアア!!!!で始まるからスタイルの良さを見落としがちだったけど、やっぱりニカちゃんは美脚。筋肉はついてるはずなのにあの細さ。ちゃんとご飯食べてる?

はい、肝心の舞台ですが。
兄弟はふたり暮らし。両親が離婚して父が家を出て行き、その約1年後に母は交通事故で他界。両目を失明している兄を献身的に支える弟。でも弟は誰にも言えない苦悩や思いを秘めている。あるとき、兄弟が暮らすアパートの1階にあるラーメン屋さんを父が訪れたことで、ふたりの人生が動き出す…。
父に会うか?会わないか?ここで海sideと月sideの未来が変わる。大まかに話すとこういった内容である。

※以下、ネタバレが含まれますのでご注意ください。

海sideは、父と会うことを選択する。
自分が失明したせいで父が出て行ったと思ってきた兄。浮気して出て行った最低の父親と思っている弟。本当の理由を隠してきた父。難病にかかっている父を救いたい腹違いの妹。兄弟の幸せを願うラーメン屋の面々。

ニカちゃんは、苦悩しながらも兄の幸せのために動く弟を見事に演じていたと思う。昔悪ガキだった弟らしく時々ちょっとぶっきらぼうに答えたり、恨んでいる父に対しての冷たい口調、叫び。中盤のコメディーシーンでは思いっきりリアクションして場を盛り上げ、「笑っていいんだ」と思える雰囲気づくり。最後、兄に対して懺悔するときの涙声、姿勢。
俳優としてのニカちゃんがここまですごいなんて、知らなかった。

もちろん、宮っちとか他の俳優さんの影響も大きいけど、二階堂高嗣の可能性を見れた気がして、本当にうれしかった。感動した。

カーテンコール3回目にはニカちゃんと宮っちのフリートーク。父を演じた坂田聡さんも登場して、偽物のナイフを鞄から出すシーンでナイフが内側のポケットに入り込んでなかなか出てこなかった、という失敗談を爆笑しながら話していた。楽しそうだねニカちゃん。あなたが笑っていると私もうれしい、幸せな気持ちになるよ、と思いながらその様子を見つめていた。


2月23日、月side。
前半のストーリーは同じ。月sideは父と会わないことを選択する。

これは共通の設定だけど、兄は盲目ながらプロカメラマンを目指していて、その日はモデルの女の子をオーディションする日だった。つまり、月sideでは兄弟で女の子の元へ行くことになる。

モデルの女の子と心を通わせながら写真を撮る兄。償いのため、兄の手術費を捻出するため家を手放そうとする弟。目が見えなくなる病気を発症するモデルの女の子。娘を可愛がる出しゃばりなママ。そしてラーメン屋の面々。

後半の物語や結末がまったく違っていて、両方観ることができてよかった。選択によって人生はいくらでも変えられる、だからこそどんな小さな選択も大切なんだと教えられた気がした。

あと、千ちゃんのお顔が美しすぎた。

(宮っちと横尾さんに全然触れていないけど、ふたりのカッコ良さにももちろん感動しています)

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キスマイには伸びしろしかない

観劇して一番思ったことは、この4人にも演技のお仕事がもっと欲しいということ。
キスマイの中では、エースの玉森裕太を筆頭に、藤ヶ谷太輔、北山宏光がどうしてもドラマ&映画班になってしまう。もちろんそれはそれで、キスマイの知名度アップにつながっているし、現に玉森裕太は「グランメゾン東京」出演でかなり大きな注目を集めた。さすがエースといえる。

でもやっぱり、二階堂担だからというのもあるけど、今回の舞台を見て

「プロデューサーのみなさん!ここにいますよ他にも演技できるジャニーズが!!!」

と声を大にして言いたい気持ちになった。それくらい4人が輝いていた。

キスマイは今年デビュー9周年。ジャニーズのデビュー組ではまだ若手といってもいいはず。昨年ようやく紅白初出場を果たしたけど、知名度がめちゃくちゃあるとは言えない。

だけど。
デビューまでの下積みが長く、デビュー後はジャニーズらしからぬ体当たりの挑戦を続け、さまざまな苦難を乗り越えてきたキスマイは、絶対にこれからもっと伸びる。そう信じているから、応援できる。進化していく姿を間近で見ていたいから、アイドルのヲタクはやめられない。

今回の舞台が、4人がもっとはばたく一つのきっかけになりますように。

にしても、舞台の感想というより、結局キスマイへの愛を語る感じになっちゃった。語り出すと止まらないのも、ヲタクのいいところであり悪いところ。ヲタク万歳!

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