未知の世界にこそ、触れ続ける理由

6月の初週は、電子業界の国際展示会から始まった。

"こんな業界とお仕事するなんて思ってなかった of the year" 暫定1位。こんなにも男性しかいない業界があるんだというほどアウェイな空間だった。

そもそも
-電子回路ってなに
-基盤ってなに
-てかどこでつかうの
-単位はなに
-FR4?CEM?

全部がC-3Poに見えた。

受けた時は恐らく世の中の電子回路界で1番の無知。大きな企業さんを担当させてもらったものの無知だったので、会社のことすら全く知らなかった。

展示会に必要な知識と会社情報を事前に詰め込むんだけど、圧倒的に専門用語が意味不明で、事前インプットがかなり多くて少しめげた。

そういう不安もあって1日目大遅刻したのはいろんな意味でオワタと思ったんだけど、最終日に「今後もぜひ、ご担当をお願いします」と言ってもらえて安堵。

ホッとした。

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フリーランスとして働いていると、思わぬ方向から仕事がやってきたりする。

今回の展示会もまさしくそうだけど、たぶんフリーランスじゃなかったら死ぬまで一生関わることがなかったであろう企業や人に出会った

3日間を一緒に過ごすと、かなり深い話までてきるし業務のことも聞ける。仕事しながら新しい世界のことを知れるのはすごくありがたい話。そしてフリーランスにはこれがなかなかない。

そういう意味でも、私は未知という理由では仕事を断らないと決めている。

“やりたくないもの”は断るけど、“やったことがないもの”はやってみる。

そうやって自分の領域を少しでも広く持つことが、私の中での次に繋がる。

私は、自分がスペシャリストではないことを自覚してる。特定の領域にいたところで勝てないし、トップにもなれない。それがこれまではコンプレックスだったけど、強みにしていく証明を今している。

だから普段関わり得ない未知な世界にこそ、自分から触れにいく。

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3日間もずっとおじさま方と過ごしていると、休憩のスタイルまで染まってしまった。人生で初めて、缶コーヒーを飲んだ。

思ったより圧倒的にアリだった。
未知がまた一つ減った。

サポートすっごく嬉しいです、元気出ます(´;ω;`)ありがとうございます!