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社会システム理論自主ゼミ⑥制度とは何か

1.はじめに

こんにちは!
自主ゼミも記念すべき10回目を終え、テキストの方も折り返し地点を迎えました。私たち学生団体ラジリアが後援をしている宮台先生の講演会も間近に迫っていて、宮台先生熱が高まっております🔥
次回は講演会の振り返りも行う予定なので、改めてこれまで学んできたことを見つめ直す週にしたいですね✨

さて、今回は連載第12回「制度とは何か」の回の様子をご紹介します!

2.話したこと

まずは今回の主題でもある「制度」について話しました。これまで何度も登場した「予期」が何重にも重なっているため、すぐに理解するのは難しかったです💦 自分の身の回りで起きた例をだしながら、制度は社会の中でどういう働きをしているのかを皆で検討しました。以下はその中で出てきた論点です!

・二者間で制度は成立するのか
・制度とは主観的なものなのか(同調圧力と関連がある?)
・自分が思っていた制度が他人と共有されていなかったとき、私たちはどう反応するのか、するべきなのか

特に今回の後半戦では、最後の「自分の思っていた制度が他人と共通でなかったとき」に焦点があたりました。

自分が「第三者もこう思っているだろう」と思っていたことが裏切られたとき、起こるのは怒りなのか嫉妬なのか諦念なのか。それともそこから新たに「そう思っていない人もいるだろう」という新たな制度ができるのか…

結論は出ませんでしたが、いろいろな具体例をだしながら議論をすることができました。

3.全体の感想と次回

今回の争点となった「制度が裏切られたとき」に関して、延長戦では制度の脱構築として芸術や文化の文脈で行われてきたことまで話が進みました。

音楽やファッションの部分でも、かつて当たり前と思われていた潮流から逸脱したものが「前衛的」として評価されるようになり、それが一般化するとさらにそこからまた新しい「型破り」が生まれて…というのは繰り返し行われてきたことだと思います。

今までそのような文化があまりなかった将棋の場面でも、誰かが勝負後半で盤面をひっくり返すという制度外の奇行が、あるとき評価されればそれが当たり前になり、しかしそれに対するカウンターとして従来の「盤面をひっくり返さない」将棋が「クラシック将棋」として評価されたり…

など、パワーワードが飛び交う延長戦となりました😃

テキストについての議論も面白いですが、こうして書いてあることからさらに話が発展していくのも面白いなと改めて感じました♪

次回は宮台先生の講演会の振り返りと、テキスト第13回の「社会統合とは何か」について検討する予定です!
皆様のご参加お待ちしております✨

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