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茨木童子を切った刀「鬼切丸」

酒呑童子の舎弟である茨木童子。その茨木童子を切ったとされるのが、北野天満宮の宝物殿に保存されている日本刀「鬼切丸」だと伝えられています。

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「鬼切丸」別名(髭切) 太刀
北野天満宮 宝物殿に奉納 
重要文化財

驚くことに、北野天満宮では写真撮影OKでした。※宝物殿は常時公開はしていません。

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鬼切丸で茨木童子の腕を堀川の一条戻橋で切った渡辺綱ですが、本来この刀剣は源頼光の所有物であり、頼光が伊勢神宮で天照大神に夢の中で受け取ったとされています。頼光の前は、坂上田村麻呂が鈴鹿山で大嶽丸と鈴鹿御前との戦いに使用し、伊勢神宮に天照大神のお告げで奉納したとされています。

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鬼切丸は別名で「髭切」とも呼ばれていますが他にも名前があり、呼ばれていた準に紹介すると鬼切丸→獅子の子→友切→髭切、と名前が変わってきました。最も有名な呼び名は鬼切丸で、北野天満宮の朱印にも鬼切丸の名前が用いられています。

鬼切丸は「刀剣乱舞」というPCゲームで擬人化され、キャラクターとして有名になり、人気が出た刀剣です。北野天満宮でもキャラクターーのビジュアルが飾られていました。このキャラは鬼滅の刃の炭治郎を演じている花江夏樹さんが声を当てていて、鬼繋がりが濃い声優さんだなぁ…と勝手に思っています(笑)

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源氏の日本刀には、鬼切丸と並び妖切りで有名な刀剣があります。薄緑(別名:膝丸)という刀剣なのですが、妖怪の土蜘蛛を切ったとされています。
薄緑に関しても後々に記事にしたいと思います!

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