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国税をやめる その9

前回は、元職場について少し述べた。
私自身は、個人課税部門に4年在籍し、税務調査に従事したことがあったが、18年間の国税のキャリアで、「徴収」の現場の経験が長く、専門は、やはり徴収である。

マルサは、査察でイメージがつかみやすい。国税犯則法に基づき、脱税事件を立件し、刑罰を与えることを目的としている。査察が立件したのち、裁判所は、脱税事件に審判を下し、被疑者に対し、懲役や罰金が科されることになる。

徴収は、国税の滞納について、国税徴収法に基づき、徴収するのが仕事である。具体的には、滞納者に督促し、納税に応じない場合は、財産の差押え及び取立てにより、国税の回収を図る。

この徴収の仕事については、過去に「トッカン」(高殿 円著)という小説の題材として書かれている。「トッカン」(特官)とは、特別国税徴収官の略語であり、官職名であるとともに、部署の名称にもなっている。私は、「トッカン」部署に所属していたこともある。
国税の仕事の話は、いろいろとあるが、別の機会に述べることとしたい。

話を、国税をやめた経緯に戻すことにする。

国税という仕事を通じて、いろんな人を見てきたが、「コロナ」はただの風邪であり、ワクチンは「毒」であるという話題に接することは、一度もなかった。当たり前といえば、当たり前であるが、私が、コロナやワクチンの事を調べれば調べるほど、世間との情報のズレが大きくなり、周囲の人の話に合わせるのが困難になってくる。もっと言えば、「茶番」に付き合うのが面倒になってくるのだ。

コロナは「茶番」なのか。2019年末から始まったパンデミックについては、猛毒の疫病という触れ込みで、報道されたにも関わらず、持病の悪化はあるものの、新型コロナウイルス感染症が原因で死んだ人は少ないと言われる。私自身は、ワクチンを一度も打たなかったし、マスクをしなかったが、疫病で生死を彷徨うようなこともなかった。コロナが、本当にマスコミの言うような恐ろしい未知の疫病であれば、私など、とっくに死んでいるハズである。

だいたい、ウイルスのような超微小ものが、スカスカのマスクで防げる訳がないのは、ちょっと考えれば、誰でもわかる事だと思われるが、集団心理、パニックの状態に陥ると、冷静な判断が出来なくなるものかもしれない。

しかし、一番の問題は、日本人があまりに簡単に、政府、マスコミの発する「情報」を、「従順」に信じてしまうことなのだが・・・

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