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結局どこにも属せてねぇなというお話し②

この半年間 かなり頑張った

出来上がっている集団に入っていく怖さ
これほど怖いものはない
挨拶なんて毎回吐きそうだ
この年になってもかなりの恐怖で
どの立ち位置にいたらいいかわからない気まずさが
益々自分を混乱させる

HSP気質でもあるので
人の感情にはかなり敏感だ
ネガティブしか拾わない
ネガティブ以外 転がってもいない
焦ってわけのわからないことを口走らないように
慎重にお利口にいようとすると
いつもしかめっ面になりますます馴染めない


ああ馴染めてないなと思いながら
半年たった
居たことのない環境に身を置いて
必死についていった半年だった

一緒の時期に入った人たちが
ぽつりぽつりと辞めていった

ここで辞めたら
また何もなくなってしまう
と必死になって荒波の船にしがみついてきた感じだった

それでもやりたかった趣味に携われていられる気がして
嬉しかった

そして初めてその団体の発表の場にでた
リハーサルをやるのも
舞台袖にいるのも
何年ぶりだろう

嬉しかった

でもやっぱり私は異色なのだ

控室で変わるがわりに聞かれる
「ねえどこに所属してたの?あなたは何者?」

その団体にいないタイプの私は質問攻めにあう
「どこで何をしていた人なの?」

この団体に入るときに決めたのだ
前のことを持ち出すのはやめようと
違う畑や過去のことを話すのは
やめようと

昔、こういう団体に少しお世話になってました
と軽く話した

「へーじゃあこういうのは楽勝だよね」
ちがうちがう
そんな言葉はいらないのだ
そんなことを言われたら益々居心地が悪くなる
前は前、今は今
どんなに考えてもないものは もうない
前に戻れるわけじゃない
楽勝とかない
私はいつも必死だ

わざわざ見に来てくれていた友達夫婦に
挨拶にいった
お礼を言うとこう話された
「よかったけど、なんからいまるちゃん要素があまりなくて
物足りないよ」

そっか、そっか、そうだよね
それが素直な感想だと思うよ
言いたいことすごくわかるよ

この発表の場にでることを
メンクリの先生に話したときに
「へーそうなんだ、らいまるさんは本当はやりたいことじゃないんだけど
間に合わせでそれをやっているんだね」

と言われ、そんなんじゃない!なんでお前は精神科医なのにそんなこと言うんかねと思ったが
他人にはそう見えているんだろうか

皆さんに挨拶をして衣装をいれたキャリーをゴロゴロ転がしながら
私はドトールに逃げた

一人席に座った
私を救ってくれるのは
ハニーカフェオレ M 410円だ
ありがとう
ハニーカフェオレ

競争の世界にも
調和の世界にも
馴染めない私の居場所は
一体どこなんだろう
私はこの年で
どこに向かうんだろう








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