メンバーシップ会員の記事を集めたものです。 メンバーシップ会員は小学校の先生、中学、高校、大学、出版社、教育関係者、教育以外で働いている人…など様々です。メンバー会員の活動をのぞくことによってヒントや新しい世界が広がるかもしれません。メンバーシップのアカウントにアクセスすると、個人で書いている方も多くいらっします。そういうのをのぞきにいくのもイイですね。
(登場人物はすべて仮名です) アルバイトをはじめることも一苦労 軽度知的障害と呼ばれる生徒さんは、アルバイトをはじめることも一苦労です。 フツーの高校生だと〈なんでもないこと〉でも、エータくんにとっては、とても大きなハードルだったようです。 高等支援学校に勤務していました わたしが勤務していた高等支援学校というのは、軽度知的障害(療育手帳保持者)の生徒さんが(卒業後に)就労をめざす学校です。特別支援学校の高等部のみを設置しているということです。(特別支援学校ですので、
(登場人物はすべて仮名です) コータがやってきた 高校2年生の担任をしていた9月のとある日。職員室で次の日の授業の準備などをしていると、ボクが担任させてもらっているコータ君が職員室にやってきた。 「ちょっといいですか?」「人の少ないところで話をしたいです」 コータ君はいわゆるやんちゃ系の生徒さん。でもボクはきらいじゃないし、なぜかボクのことは頼ってくれている感じがする。 以前にもこんなことがあった。ある日の土曜日は授業日だったのにバイトのシフトを入れていたらしく、「授業
はじめに つい先日(2024年2月)、19年ほど前(2005年度)に高校1年生で担任させてもらったタイチさんと飲みに行くことができました。高2・高3とは別の先生が担任でしたし、授業も担当していないから、本当に彼が高校1年生のときの1年間だけのおつきあいです。それでもなぜか、彼とはときおり連絡しあっていて、高校卒業後も何度かごはんに行ったりしています。いつ再会しても、お互いの近況や思い出話で話題はつきません。 修学旅行 彼らの修学旅行は、スキー(北海道・ニセコ)を中心とし
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(文中に出てくる生徒名は全て仮名です) 中学校に勤務したことがあります 工業高校で「工業」の教員をしていましたが,特別支援教育に興味をもってしまい,特別支援学校(肢体不自由・知的)や高等支援学校へ異動したことがあります。「中学(技術)」の免許も持っていたので,どうしても中学校での勤務もしたくなり,「交流人事制度」を使って,3年間という期限付きで中学校へ赴任したこともあります。そしていまはまた,高等学校の勤務です。 中学校3年間の勤務では,中2・中3・中3と担任を持たせ
※中学校勤務のときの話です。 ※生徒さんの名前はすべて仮名です。 ※卒業式の頃には毎年、思い出します。 ◆タロウくんとの思い出 終礼が終わり,「さようなら」のあいさつが終わったあと,会議などの予定が無いときは,生徒さんとのおしゃべりをたのしんでいる。中学3年生の話題は,受験・塾・卒業・恋バナが話題の定番だ。どんな話の流れだったのか,定かでは無いが,3月のある日,ケンジくんがこんなことを言った。 ケンジ「卒業式のとき,金髪にしたらどうなるん?」 ボク「う〜ん,まずは,ボク