この強面、私ではありませんが、言っておられることは正しいと思います。

「結婚できないかもしれないから・・将来が不安」

そうやって中古マンションを買うアラフォー女性に言いたい。

この動画では、（私ではない）が収益用のワンルームマンションに気をつけろ。いや、手を出すなと警告をしておられる。

私は、仕事柄アパート経営のシュミレーションのチェックをさせられることが多い。

1　オバサンが自分用の中古マンションを買ってはいけない
２　収益用のワンルームマンションを買ってはいけない
３　アパート経営を始める方への注意点

を簡単に述べたいと思う。

特に、アラサーアラフォーのサラリーマン女性は気をつけてほしいと思うのだ。

不安だから、地獄を選ばなくても良いと思うのだ。

ダンテは、コキュートスを「不自由・暗い・冷たい」場所と言う。

オバサンはもうすぐオバアサンになるのだ。

　貴女は、管理組合と言ってマンションの住民で作る組織がある。そこでの多数決によって、自転車置き場の修繕とかだけでなくマンションのローン以外にもお金がかかる。大きいものになると立て直しまである。
　そういうのに孤軍奮闘で抗うことはできなくなった。

　つまり、マンションを持つことは間違いなく将来の足枷になる。

　大損をして良いなら、新築でも中古でもマンションを買うが宜しかろう。マンションも古くなれば、悪徳外人やヘルスの待合・クスリやってんな？みたいな人も入ってくる。夜もうるさくなってくる。それでも貴女は逃げられない。ババアでも怖い者は怖い。

アパート経営のシュミレーション表について

　アパート経営者になってみたいと連絡すれば必ずもらえる。会社によって違うかもだけど、私の聞く限りあれは営業マンが慌てて作るものだ。だから、買おうとする人はもう少し詳しく見る必要がある。

１　建物は古くなるので絶対的に修理が必要となるし、相対的に近隣に立つ新しい建物に負ける。

２　建物の「質」は、基礎・防火・防音・耐震などに見られるしこれらは趣味レーション以外のパンフ資料を比較すれば各社のやっておることが明確にわかる。特に、防音と耐震を重視してみるべきだ。
　
３　大手の建築会社はすでに歴史がある。各社の築３５年経ったアパートを実際に見学させていただくことだ。残酷なまでの差が出ていることに驚くだろう。例えは悪いが、若いとき美人でなくとも還暦過ぎても健康な婆さんが居る。建物にすれば３０年で建て直さねばならないのでは大損だ。お子様と仲が良いのであればまだしも・・それでも取り壊しや新築負担・借金をも背負わせることになるが・・・。

４　これに関連して、若い貴女と新築アパートは３５年経てばババアとボロアパートが残る未来は必ず来る。ババアは仕方ないが、アパートのボロさに差が出ると言っているのだ。　

５　将来ボロいアパートを売れるなら（オーナーチェンジ）まだ良い。だが現実には時代は変わる。水道やガス電気の基準が変わるのだ。一番大事なのは、家電やパソコンで電気の使用量が大きく変わったことだ。また、パイプ類は太めに設定する必要がある。

６　デザイン入りのアパート　

　デザイナーでは　特に水（キッチン・フロ・トイレ・雨・雪）の件では、気を衒ったデザインが仇になる可能性がある。外観も大事だが堅牢さも見逃せない。

７　シュミレーションは、正確ではない
　収入低減の甘さ
　修繕費用
　税金　特に不動産取得税。償却後期の所得税

８　建築会社のやり方
　やはり安いものは悪い。高いものが良いとも言い切れないが、要するに中身の問題なのだ。たとえ素人であろうと、一生の勝負をかけるフェイズなわけで施主はもっともっと目を見開いて見極めねばならない。

そりゃあもっと言いたいことはある。

　私の経験では、土地ありで３５年で１億かけてそれでも月平均７万円の純益を上げられるものがあった。もちろん私自身が６０時間以上かけて作ったシュミレーション大作だ。

９　これも私の経験だが９９％はペイしない。
　土地も一緒に購入するのではまず１００％損する。
　貴女に修繕したり、細かいところを見て回れる時間があれば賃貸業として専門にやれる。だがそのような時間がない女性は絶対アパート経営に手を出してはならないというのが一応の結論だ。

自分の住処について

土地付きの中古住宅がベストかも

　経営者であることを前提にすれば、

テナント代が要らない

銀行から見た担保価値が下がらないので、取り立てがキツくならない

借金するときに担保として差し入れられる

将来、土地を売れば弁済に充てられる

事務所として使える

ババア1人では心許ないが、貴女の男性社員がいてくれる。

まとめ

　不動産系、特にデベロッパーや建築会社は手強い。被害者はとても太刀打ちできない。不動産経営・マンションの購入は絶対に避けたい。特に、貴女がサラリーマンの場合は、人生そのものを破壊することになる。
　今、サラリーマンなら賃貸のこと。さもなくば土地付き（正確に言えばマンションにも土地が少しついてくるが、ここでは２〜３０坪以上の宅地を指す。）のこと。
　不動産に関する悩みは毎日イライラさせてくる。

幸せを考えるなら「自由」は欠かせない。嫌な隣人やしつこい友人がいたら？変な輩が騒音を出してたら？ものすごい恥をかいたら？逃げられる状況にしておくことも貴女の人生には必要だろう。

　おばさんは不動産は買わないこと、特にマンションには自家用収益用ともに手を出すな！

　どうしても賃貸経営がしたいなら、シュミレーションやスペックを徹底的に洗い出せ。そしてシュミレーションのチェックには税理士にお金を払って（５〜１０万円）作り直させ完璧を期すことだ。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。