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ほどよく食べる 美味しく食べる

食に関しては、体内で栄養素がどう働いているかからみる分子栄養学も腑に落ちて、実際“使える”実感もある。

化学と生理学の専門教育を受けてきたこともあるだろう(大学の専攻は農芸化学、前職場は運動生理学)。

けれども同時に、
食事イコール栄養素を摂るということではない。
食べることは栄養素を超えている。
って、そっと伝えている(こっそり叫んでいるかな)。

40代頃は特に不定愁訴にまみれて、これはいかん…と食もいろいろ学んで試してみた。

やるとなったら一直線なところがある(あった)ので、一時期、極端に走った反省もあるけれど、おかげで身をもって知ることもある。

玄米(だけ)が
高タンパク質食(だけ)が
ケトジェニック(だけ)が
薬膳の何か(だけ)が
アーユルヴェーダの何か(だけ)が
・・・以下同文
あらゆる人のあらゆる場合によいとは言えない。

体質改善のサポートをお引き受けするときには、よくよくお話を聴いて、最も時間対効果の高そうな、あるいは抵抗の少なそうな生活習慣の提案をする。

けれど、それがいつも一直線に有効とも限らない。



その人のぬきさしならない環境との相互作用のなかで行動を変えられるのはご本人だけだ。そして、生体としての個体差もある。

最善ではなくても、よりよい、マシ、を積み重ねていくことはできる。

ん?これはマズそうだ、とわかったときに、気がついて、修正する選択肢があるといい。



食事は、そして、美味しく味わって、よく噛んで、季節のものも含めていろいろが食べられるのもいい。



毎食をバランスよく、なんて現実的にはできないけれど、一日や数日のうちに「まごわやさしい」のようなゆるいバランスで食べることならできないだろうか。

私の場合は、毎週末のテイクアウト30品目あさごはんにもたすけられている。



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一人の食事でこれだけの品目を摂るのは難しいし、手に入りやすい外食・中食のほとんどには精製糖質や酸化が気になる油や多くの添加物が含まれる。


それら全てを除外することが現実的ではない人がたくさん居るのも、身をもってわかる。でも、慢性の症状に苦しむ要因になっていそうなら、一時期でも心を決めて減らす工夫はできないだろうか。

体質改善、と謳いながら、壁も感じる。

私一人では手に負えないこともあるけれど、食について(も)こころざしあるしごとをしている人たちが居るのも見えて来る。

いっぽいっぽ行こう。

あきらめないで美味しく行こう。ね。


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       (写真は、かえる食堂さんのあさごはん)

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