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創作ゲーム(ボツ)紹介 その1

そろそろこのへんで、私、ラジくまるが、ホントにボドゲ創作活動している証拠をひとつ、記録として残しておこうと思います!

自称ゲームクリエイターって言っても、ほんとにゲーム作ってるんすか?という疑いに対する回答と、
自称って称するだけのことはあるね。確かに。(笑)
という嘲笑をいただく。
実態をわかっていただくことが目的です。

「これを市販するのは度胸いるよね。さすがにボツって言うだけのことはあるわ。」と、ご納得いただけることを期待しています。

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Prisoners of Towers (捕虜の塔)  2 players

勝利条件:
相手のコマすべてを、自分のコマの下にスタックしたら勝ち。

用具:
9x7の長方形ゲーム盤
オセロのような形(円盤)のコマ 赤9、白9 合計18個
通常の6面ダイス1個

準備:

図のようにコマを初期配置する。

遊び方:
自分のターン(手番)には、2つのアクションがある。これら2つを、A→Bの順番に実行したら、相手のターンになる。

A ダイスの目数通りに、任意の1つのコマか、あるいは任意の1つのスタックを進める。
B 任意のスタック内部に含まれるコマのうち、任意の1個を、そのスタックの一番下、ないし一番上に移動する。

*Aは必ず実行する。Bは実行せずにパスしてもよい。

注:これ以後は、説明の都合により、1枚しかない状態のコマのことを「1枚のスタック」と考えること。

A、B それぞれの詳細説明を以下に記す。

A の詳細説明

ダイスを振ってダイスで出た目の数通りにスタックを進める。
2マス以上進む場合は、曲がる回数は1回まで。ジグザグに曲がりながら進むのは禁止。(もちろん、曲がらずに直進もOK)
進む途中には他のスタックは障害物となる。そのマスは通過できない。

「3」の場合の動き。OKは✓、Noは✖

しかし「スタックを実行」する時だけは、例外的に他のスタックがあるマスに入ることができる。当然ながら、上に重ねて置く。

*スタックを動かす際の特別ルール
スタックを動かす際、「任意の高さで2つに分割」して、
上の部分だけを進ませることも許される。下部はそのまま元のマスに残る。

スタックを2つに分割して動かす例

B の詳細説明
スタックの内部でコマの位置を変える事例を図で示す。

任意のコマを一番下に移動
任意のコマを一番上に移動

*ゲーム進行中に発生する特別ルール
あまり発生しないことだが、万一、ダイスの目数通りに進むことができない状況が生じた場合、その者のターンはその時点で中断&終了となる。すぐに相手のターンになる。

バリアント:
友人とテストプレイを何回か行ってみたのですが、安易に、ご家庭内でよくみられる8x8のオセロボードで行うと、ほんのちょっとだけ戦略性が低下します。ちょっとだけです。
でも、どのご家庭にもオセロ盤がある事情を考慮すると、そこまで7x9にこだわる必要もないように思えます・・・。

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さて、
上図にお示しした「コンポーネント」で、ゲーム市場に殴り込もうとするなんて、お前ほんとうに度胸あるなぁ!って、状況ですよね。これ。
私はチキンハートなんで、このゲームは「市販向けとしてはボツ」と判断しました。
でも、やってみると結構、面白いんですよ。

ちょっとこのルール文書だけでは楽しさが理解しにくいと思いますので、ゲームの戦略を解説します。
相手のコマをかなり含んだ「高いスタック」が発生したら、そのスタックは大事に守ります。
具体的には、速やかに自分の陣地(スタートした地域)に帰らせて、周囲を「1枚スタック」で囲み、相手にとっては、取返しにくい状況を作るのです。

どうでしょうか?
私の意図した通りのご感想を持っていただけましたでしょうか?
期待しつつ。では。

追伸:
ルールで明示しませんでしたが、自分のコマを自分でスタックするのは、当然OKです。(ルール文中に禁止とは書いてないでしょ?)

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。