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Per-Plexus Aladdin社のゲーム(6)

画像はすべてBGGから引用しています。

このゲームは、エポック社Aladdinシリーズのなかで唯一、特殊な「和名」を与えられました。

ゴモックです。

まあ、perplexus(困惑、とまどい)をそのまま直訳するのと比べたら、ずっとましな和名と言えます。「困惑」っていう名前よりは、日本人にはこっちのほうがなじみはいいですよね。

それにしてもわざわざ「ゴモック」と名付けたわけで、「売りたい!売れてくれ!頼むからバカ売れして!」という会社側の期待が伝わってくるようなお名前です。

なお、以下に記すルールの原本は、日本発売(1976)版「ゴモック」の紙箱内側に印刷されていたルールです。ラジくまる書式に改稿して掲載しています。

Per-Plexus  2 players  和名:ゴモック エポック社 1976年頃
勝利条件:
自分の色のコマが、タテ・ヨコ・ナナメいずれかの方向に5目並んだら勝ち。
用具:
ゲーム盤15x6の長方形。
7マスぶんの長さの「スライド」6本(写真参照)。
*スライドはゲーム盤から外にはみ出さないこと。
青、黄コマそれぞれ18個、合計36個。

用具の写真(BGGから引用)

初期配置:
先手と後手を決めたら、後手が6本の「スライド」を任意の位置に置く。
*隣り合うスライドどうしは、最低限1マス接していなければならない。
(写真では、一番上のスライドは禁止された置き方)
遊びかた:
自分の手番にできることは、次のABのうちのいずれか一方。
A コマ1つを任意のスライドの、空いているマスに置く。
B 任意の「スライド」を「1マス」ぶんの距離だけ左右のどちらかに動かす。
重要な注意:
6目並んだ場合は、まだ勝ちではない。
スライドを動かした結果、2人とも5目並んだときは、スライドを動かした人の勝ちとする。
ゲームの進行中、どのタイミングでも、上下に位置するスライドどうしは、必ず1マス以上で接していなければならない。(カド同士で接していてもだめ)
対戦相手が動かした「スライド」をすぐ直後の自分のターンで、元の位置に戻す動きは禁止。
バリアント
チェックの宣言(リーチの宣言)について
あと1手で5目が作れる状態になったら「チェック」と宣言しなければいけない。この宣言を忘れた場合「それらの4つ、ないし5つのコマの組み合わせ」では、今後ずっと、5目並んだとは認めない。ゲームは続行される。
このルールは初心者には難しいので、ゲームに慣れた人同士で使う事。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。