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面心立方格子をボードゲームに応用しよう(7)

「あそびをせんとや」という名前のサイトがあります。

ここの管理人さんは、「あやとり」と「パズル」に関して、すさまじい熱量で文筆していた方なのですけど、2024年2月時点には長期間休止中になっていました。
最後のページを拝見する限り、ご本職の方がとっても忙しくなってしまって何かを書く暇がなくなってるのかなあ?
それとも健康上の理由?と、心配していました。

が、なんと、PCの故障があり、復旧が大変だったとのお詫びを発信しつつ、突然に、昔とほぼ同じ熱量で復活していました。(現時点調べ)うれしい限りです。
正直なところ、心配で心配で。再開して頂いたので、ほっとしています。

さて、この「あそびをせんとや」ですが、

ここに示すリンクを開けてから、ちょっと下にスクロールして、
2003年11月19日の記事を探してみてください。

なんとも驚くべきことに、IQ-Perplexの部品として紹介した「3つの立方体がくっついたカタチ」が、発砲スチロールで試作されて「図3」として写真掲載されています。
なんと!実は、こんなにも昔に、この「パズルピース」はネット上で発表されていたのです。

しかも、IQ-Perplexの利用の方向性とは全然違う使いかたで、ちょっとした軽いパズル問題のピースとして出題されています。

IQ-Perplexの作者である Raf Peeters さんが、もしも今、このページを改めて読んだら、とても驚くだろうなと想像してしまいます。

さて、このエピソードから、ラジくまるはいったい何を言いたいのか?と、申しますと、日々・毎日、この例みたいな1つ1つのヒントを他人から受け取った時、せっかくもらったアイデアをどう料理するか?
ということがすごい大事なんだなと感じたということです。

この例のように、一見些末(さまつ)に見えることがらも、深掘りしてみることができるかできないかで、最終的には何かを発明するか、発明に至らないかの分かれ道になるのかもしれないなあと思ったのです。

正直に申せば、このページは2004年初旬ごろに、ささっと流し読みさせていただいたはずだったな、と記憶しております。
この時、この図形について深掘りして考えていたならば、Raf Peeters氏を追い越して、パズルの大発明をしていたかもしれないのです。
でも、実際には雑に流し読みして、せっかくの情報を活用できなかったのです。

この図形のことを、ちょっと深く考察してみようかな、とは思わず、なんとなーく、情報をスルーしてしまった。
もったいないことです。
せっかく、すごく面白くなるパズル&ボードゲームのネタがここに転がっていたのに。

今日は反省しきり、というお話でした。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。