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Totally Aladdin社のゲーム(2)

この記事で使用している画像は、すべてBGGから引用しています。

なぜか始まってしまったAladdin社ゲーム紹介シリーズ第2回目です。自分自身、なんでやらなきゃいけないのか、理由がわからなくなってきているのですが、どうぞルール和訳をお読みください。

Totally  1 to 4 players(和名:トータリー;エポック社、1975年頃)
勝利条件:
数字の描かれた「正方形タイル」をテーブルにタテ・ヨコに並べて配置する。タテ・あるいはヨコで直線状に並んだタイルに描かれている数字の合計を計算する。
並んでいる数字の合計は「目標値」と一致していなければならない。
未使用のタイルは減点対象となるため、できるだけタイルを使い切るように努力する。
ゲーム終了時点で、合計得点が多かった人が勝ち。
用具:
1~10の数字が書かれた「正方形のタイル」3枚ずつ、合計30枚のタイル
(桃、橙、黄、緑の色があるので、総数120枚)
11~17の数字が書かれた「長方形のタイル(目標値タイル)」赤色7枚
18~24の数字が書かれた「長方形のタイル(目標値タイル)」青色7枚
3分間砂時計:1個
準備:
各自が色の分担を決めた後、リーダーとなるプレーヤーが、30枚の中からランダムに15枚を選んで持つ。(残りの15枚は今回のゲームでは使用しない。)
その他の色を担当したプレーヤーは、リーダーと同じ組み合わせの15枚を作る。
目標値タイル14枚を裏返す。ランダムに赤から1枚、青から1枚の合計2枚を選ぶ。
それら2枚だけを表にして皆からよく見える位置に置く。
遊び方:
なんらかの合図を使って、全員が一斉にゲーム開始する。
このゲームは「競争ゲーム」なのだが、各自は全く独立で自分が分担した色のタイル15枚を自分のすぐ手前のテーブルに並べる。
ゲーム進行中にお互いに干渉(邪魔)しあうようなことはない。
手持ちのカード15枚をどのような並べ方をするかは全く自由。ともかく、水平方向か、垂直方向かの直線状の並びの数字が「目標値」になるように巧みに配置する。
重要な注意:
図に示すように、タイル同士がタテヨコに触れている「グループ」を作る際には、グループ内では「目標値」を共有しなければならない。

グループ内部では「目標値」は同じ数字を使うこと

誰か一人が、「できた(終了)!」と叫んだら、砂時計を開始する。
その他のプレーヤーはあと3分間の時間制限となる。
*「できた!」と宣言したプレーヤーは、以後は自分のタイルに触れない。
3分間経過したら得点計算にうつる。

得点計算:
・基本得点
水平方向に並んだカード枚数 x 垂直方向に並んだカード枚数
*水平に並んだカードの並びが、例えば3行あるなら、それら3つの行全部のカード枚数を合計する。垂直方向も同様に考える。

・未使用カードのペナルティ点
(並べることができななったカードの数字合計)x(-5)

基本得点+ペナルティ点の合計が今回の得点

このゲームを3~9回ほど繰り返す予定の時は、ラウンドボーナスを以下の通り与えると良い。
今回1位だった人だけにボーナス +30点
(1位が2名の場合は各々に+15点、3名の場合は各々に+10点)
*誰かが500点に達した時点にその人を「優勝者」とすると良い。

間違いに対する処理:
プレーヤーが勘違いをしていて、合計数が「目標値」になっていない行や列がある場合には、他のプレーヤーがそれを指摘すること。
間違っている部分のカードは除去される。
除去されたタイルは、当然「未使用」として点数計算される。

バリアント
マガジンEdition:
各自の数字タイルは30枚ではなく、20枚にしてから始める。
使用できなかった「数字タイル」は、このバージョンでももちろん「減点」の対象となる。しかし、一律で1枚あたり「-10点」と計算する。

習熟したプレーヤー同士の対戦:
15枚ではなく17枚、18枚など、もっと枚数を増やして対戦する。

ソリティア(1人プレイ)
まず1人で2ラウンド行う。この時の合計得点が250点以上なら勝利。延長戦として3ラウンドめを実行し、合計点が375点を超えたら勝利。さらに延長戦を行い、4ラウンドでの得点が500点を超えたら勝利。500点未満の場合は、敗退。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。