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日本出張

1月末から2月初めにかけて、日本出張だった。駐在員にとって日本出張はちょっとしたイベント。特に僕のような単身赴任者には家族と会う貴重な機会でもある。
ところが今回は妻が仕事で日本にいないという、驚きのすれ違い出張となった。

プラハからは日本への直行便がないため、必ずどこかを経由することになる。今回の出張はフィンランドのヘルシンキ経由。最近、フィンランド航空はヨーロッパと東アジアの路線を狙っているようで料金が安かったんだけど、それより何より機内にいる時間が短いのが助かる。一方で、トランジットは2、3時間あるので、大抵はコーヒーを飲んだりお土産を買ったりする。それで今回驚いたのがこれ。

スタバで名前を聞かれると「アイク」と答えるようにしている。僕の名前がIkeharaなので、頭の"Ike"を取って「アイク」。でも、ヨーロッパでは大抵、「アイク」と伝えると"Aik"と書かれる。IKEAも「イケア」だし、当然といえば当然なんだけど。まさかヘルシンキ空港で"Ike"と書いてもらえるとは。

ヘルシンキから成田へ向かう機内で、今更ながら「君の名は。」を見た。だから何ということもないんだけど。
成田に着いて次の驚きはこれ。

財布には小銭だけ、1,000円ちょっとしかない。スカイライナー使わなくても都心に出られないレベル。
もちろん、円以外の現金もカードも持っているのでスカイライナー乗れるけど。

日本滞在中は、妻のおかあさんと交代で8ヶ月になった息子のお世話。保育園への送迎もできるだけやったけど、フルタイムで働きながら毎日保育園の送迎をするのは、はっきり言って不可能だと思った。夕方のちょっとしたトラブルでもすぐにお迎えの時間に間に合わなくなる。
あと、帰ってからもお風呂、ミルク、寝かしつけ、おむつ交換、夜泣き対応がある。妻が気を利かせて、離乳食を作り置きして保育園で食べさせるよう手配してくれてたからかなり楽な方だったけど、朝の離乳食があったら本当に大変だったと思う。ありがとう、妻!
保育園に預けて会社に行くと自分の思い通りに動けるのがすごく貴重に感じる。いつも通り仕事をしているだけでも。毎日仕事しながら育児してくれている妻の凄さが良くわかる。それでも息子は無邪気で可愛くて仕方がなかった。

あと、日本で改めて驚いたこと。お昼に大戸屋に行ったらこれ。

何も言わなくてもお茶と水が出てきて、ご飯は五穀米とか選べて、お店出るまでにお茶のおかわりを2回もききに来てくれて、値段が861円!デフレかっ!
チェコやドイツに日本からの出張者が来たときに、呼んでも注文取りに来ないとか、愛想が悪いとか、よく言われるけど、僕の中でもそれが普通になりつつあった。テーブルごとに担当者が決まってるから担当じゃない人を呼んでも来てくれないし、愛想が悪くてもサービスをしないわけじゃないし。でもやっぱり日本のほうが楽だな。だいたい、店員呼ぶボタンがあるし。

あと、妻がバレンタインのチョコレートを用意してくれていた。

自分も出張だというのに用意してくれるとは、ありがたい。バレンタインデーの今日、美味しくいただきました。

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