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〇〇フリーブームなのか?あの有名ドラッグストアでも簡単にアレルギー代替食が手に入る   美食の国イタリアで突然小麦アレルギーになる(4)

またまた前回の記事から実に半年ぶりの更新ですね。その間に私は小麦アレルギーだけでなく新たに「乳糖(ラクトス)」「砂糖」がほぼ摂取できなくなりました。したがってモッツァレラチーズが食べられません、あはは…

もうこうなったら笑うしかない。相変わらず野菜中心か肉食系の食事をしている。それも慣れてきたが飽きる時もある。正直軽くピザを食べたいと思うこともあるが、それも今では叶わなくなってしまった。

〇〇フリーの食品が多くなった?

イタリアの食生活目線から考えるとほぼ詰んでいる私であるが、最近更に「〇〇フリー」食材が簡単に手に入るようになってきた。街のピザ屋さんでは「グルテンフリー」「ラクトスフリー」でピザを作りますという。チーズ屋さんでは「ラクトスフリー」のチーズを見かけるようになり、牛乳で作られたチーズだけではなくアレルゲンである「乳糖」が含まれないヤギや羊のミルクで作られたチーズも沢山店頭で見かけるようになった。

「乳糖アレルギーになってん」

とチーズ屋のオヤジに言うと、

「大丈夫だ!俺が乳糖の含まれていないチーズをたくさん見繕って置いているから今までと何の変わりなく美味しいチーズが食べられる、安心しろ!」

と。流石美食の国である。イタリアだからこそ今まで食べていたチーズと同じ味、食感のものをアレルゲン無しでという無理難題にも完璧に答えてくれるのであろう。オヤジは店頭では単なるおしゃべりオヤジであるが、こう言うところの仕事ぶりには頭が下がるし心から感謝している。

オヤジのところのヤギのミルクで作られたカマンベールのようなチーズ。これが本当に美味しい!
オヤジのチーズスタンド。オヤジはすでにコーヒータイムでスタンドにはいない(笑)


代替食材への対応もスムーズに

モッツァレラチーズも食べられなくなったが、乳糖カットのモッツァレラが普通にスーパーで売られるようになった。ビーガンの方向けの植物性モッツァレラはオーガニックのお店で入手できるが、こちらは私は味が好みではなかった。食の選択幅がより広くなってきているのか、それともただ単純にアレルギーの人が増えているのか、そんなよくわからない食の波に乗れている私はアレルギー前に近い食生活が可能になってきている。

先日オーガニック店で砂糖代替品の甜菜糖を探しており、店員さんに尋ねると「甜菜糖」の他に「デーツシロップ」「ココナッツシュガー」「果糖」などを勧められた。これだけの種類があれば自分の好みの味も見つけやすいだろう。私は甜菜糖と果糖を交代で使っている。比較的に砂糖に使い勝手も味も近い気がするからだ。

混ぜて焼くだけのパンの材料がドラッグストアで


グルテンフリー食材はとりわけ日に日に種類が増えている気がする。オーガニックのお店ではグルテンフリーの小麦粉代替食材や「混ぜて焼くだけ」のパンケーキミックスたるものも見かけるようになった。そして遂にドイツの有名ドラッグストアでも「混ぜて焼くだけ」のパンの素が売られるようになった。パン作りやお菓子作りには無縁だった私でも出来るのであろうか?アレルギー発覚初期は「今までのものが食べられなくなった」というショックも大きいので料理する意欲とかもあまり湧かない(私はそうだった)。そして代替食材は普通の食材より高価でもあるし、出費のことを考えると躊躇することもあるだろう。しかしドラッグストアで良心的な値段で、しかもオーガニック食材で売られている「混ぜて焼くだけパンの素」はおすすめである。ボールにパンの素とパッケージに書かれている「水」を混ぜるだけ。あとはオーブン、トースターでもうまくいけば焼けるであろう。ちょっとした「やってみよう」があれば誰でも出来るようになっている。


混ぜて焼くだけのパン


やはり自分で作るパンは美味しい。焼きたての温かいパンを食べると気持ちもほっこりする。もちろん焼く時間はかかるが、その手間はかけてもいいかと思う。


断面はこんな感じ。パワーブレッドと言われているらしい。

ふんわり食パンのような・・・と言うわけにはいかないが、パワーブレッドと呼ばれているこのパンもナッツ類の味が香ばしくてクセになる。この混ぜて焼くだけのパンの素に細かく切ったドライフルーツなどを入れたり、ココアパウダーなどを入れたら甘いパンになるらしい。味変というやつである。こうやって初めはごく単純で少ない手数で簡単に出来るものから作っていくと世界は結構開けているもので、この私でさえも粉を配合してグルテンフリーのパンを焼くようになった。生地を寝かせる必要もない基本のグルテンフリーパンのレシピは改めて有料記事で。

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