田口ランディ

作家・2000年に長編小説「コンセント」で小説家デビュー。最新刊は「逆さに吊るされた男」(河出書房新社)地下鉄サリン事件の実行犯で元オウム信者の林泰男死刑囚との14年に及ぶ交流を元に執筆した私小説です。noteマガジン「ヌー!」を発行しています。(月額500円)

いつまで未熟でいるつもりだ、ばか者よ

地下鉄サリン事件の時には、生まれていませんでした」という若い新聞記者から事件の取材を受けた。
「えっ、生まれていない……?」
子どもとほぼ同じ年の記者が私に取材をしているこの現実に、唖然とした。
(わたしにとって、まだ昨日のことのようなのに)
ああ、年をとるとはこういうことなのか……。

作家になったころ私はまだ若くて、どこに顔を出しても未熟で半端者で、目上の人たちからなにも知らないと諭され、勉強

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おせっかいな脳

【UFOの日にUFOを語ろう!イベント】にゲストとしてお招きした秋山眞人さんに、以前から常々思っていた疑問をぶつけてみたのだ。

「あのね、どうして宇宙人は秋山さんを選んでコンタクトしてくるの? 秋山さんはなんでそんなに宇宙人に好かれているわけ?」
「うーん、それはね、つまり彼らが撲の子孫なんですよ。だからね、向こうとしたら先祖に挨拶に来ているような感じなんですね」
「へーーー!?」

田口ランディ さんの Spiritual ma... マガジンを購入した人だけが見られるノートです。

傾聴ってなんですか?

傾聴とは、字の通り「相手の話に耳を傾けて聴く」ことに違いない。誰でもできるように思えるけれど、人の話を聞くってかなり難しいことだよね。
今夜は、自分を例にとってなぜ人の話を聞けないのかについて、考えてみる。

人の話を聞いているとき、私の心はどうなっているかというとね、話に集中できないでふらふらしている。相手の話を聞きながら「ふーん、なるほど、そうするとこの人はこういうことに困っているんだから、こ

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「ひきこもり」ではなく「たてこもり」なのだ。

ランディ
 あいかわらず餓死すれすれでいきている。
 ゴミ箱をみたら、ずいぶん前に捨てたしょうゆの瓶とか缶詰などがあって、それをあさったり、水でといたりして、ご飯と食べている。誰かがもってきてくれたおかしこんぶは水でゆがいて、それをこまかく切って、しょうゆで少したいてご飯のおともにしている。
 缶詰もらったのを少しづつたべているって感じかなあ。
 しかし100円均一で誰かがかってきてくれた、10セ

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ドリームボディ 夢の身体

夢って不思議だね、夢を見ているのは脳で、脳がつくりだしたバーチャル・リアリティに身体が反応している。そう、昔の映画「マトリックス」みたいに。夢の中で、身体は現実と同じくらい緊張し、興奮している。だから目が覚めた後、記憶は消えても身体感覚は残る。

映画「マトリックス」は、タイムカプセルで眠っている人類の仮想現実がテーマだった。主人公のネオは「この現実は夢みたいだ」と薄々感じている。 謎のメールや、

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