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あなたの「基準」は何ですか。

こんにちは、オーキッドです。毎日投稿はしたいのですが…何やかんや高校生ってやることが沢山あるみたいです。

いきなりですが!

プロサッカー選手兼クラブマネージャーとして東南アジアで活躍されている渡邉卓矢の記事、おすすめです。これから提示されていく内容と関連する部分がありますので、是非、読んでみてください。


 今回のNoteの内容は、タイトルの通り、「基準」です。ここ最近、新型コロナウイルス関係のトピックが断トツ多いですが、蓮舫議員の国籍問題を巡って、「国籍」「〇〇人であるための基準」について議論が高まっているのはご存知でしょうか。そもそも日本人は自分のことや他人のことを日本人と呼びますが、「日本人」とはどう定義できるのでしょう?


「日本人」の「基準」。

いきなりですが、多くの方が一番初めに思いつくのは、「日本国籍をもっている人が日本人」でしょう。しかし、2008年と2014年にノーベル物理学賞を受賞したアメリカ国籍の南部陽一郎博士や中村修二博士について「日本人が受賞した」と報道した報道局や安倍首相の発言は間違いだったのでしょうか?

アメリカのpew research center2016年に日本人成人1000人を対象として無作為抽出による電話でのアンケート調査が行ったらしいのですが、そこで、

「真の日本人であるために、①日本語が話せること、②日本生まれであること、③日本の習慣や伝統を理解していること、それぞれどれくらい大事なのかを教えてください。」

という問いをpew research centerはしました。

そして結果がこちら。

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まあ2016年で行われたアンケートなので、現在の2022年と考えは少しは変わったかもしれませんが…

「日本語が話せること」

7割の人が「日本語が話せることが」日本人の基準において重要であると言っていますが、世界には日本語が流暢に話せない、または、日本語が全く話せないという「日本人」が沢山います。例えば、プロテニス選手の大坂なおみさん。日本語のlisteningはほぼ完璧だそうですが、公の場で自分の考えを正確に伝えるには、やはり日本語より英語だということなのかもしれませんね。

「日本生まれであること」

日本生まれ…か…。そこまで重要度は高くはありませんが、それでも5割の人が大事だと主張していますね。ちなみに私はフィリピンで生まれたので、日本人がまあまあ大事とする日本生まれという基準に従っていないのか…「どこ出身なの〜?」と聞かれたら、生まれた国を言う人もいますよね。

「日本の習慣や伝統を理解していること」

これは、思いつきませんでした。

「日本の習慣」、調べてみました。玄関で靴を脱ぐこと…父が土足については厳しかったので、靴は脱いで家では生活していました。

「日本の伝統」も調べてみました。やはり日本の伝統や文化を説明してくださいと頼まれて、完璧に答えが出る人は数少ないかもしれませんが、「なんとなく理解しているけれど説明するのには一苦労」という人がいるのかなというのが私の考えです。



世界には色々な「中国人」が存在する。

私は、現在UWC ISAK Japanという高校に通っているのですが、皆ユニークなバックグランドを持っているんです。そこで、私の興味を惹いた友人3人のバックグラウンドと、このアンケートの結果を関連させてお話を進めていければいいなと思います。

彼らは、世間から「中国人」と呼ばれる対象となります。

彼らのプライバシーを尊重する為に、名前は伏せるのですが、情報力が多いので、彼らのバックグラウンドを少し紹介します。

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・1人目は、aくん。彼は、中国で生まれ育ちましたが、彼の親御さんは日本に帰化したので、日本のパスポートを持っています。話す言語は中国語と英語。日本語は勉強中だそう。彼は、

「自分は日本人だけど、遺伝的には中国人。」

と言っていました。

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・2人目は、bくん。彼は、日本で生まれ育ちました。小学中学時代は日本の地元の学校に通っていました。彼のお母さんが中国の方。話す言語は、日本語、英語、中国語。彼は、

「自分は日本で生まれ育ったから日本人。でも、母親は中国出身。別に自分が中国人だと感じたことはない。」

と言っていたのが、印象深かったです。

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・3人目は、cちゃん。彼女が生まれたのは、日本。育ったのは、中国ですが、彼女のお父さんが中華系アメリカ人の方なので、

「私は、アメリカ人。現在、コロナ禍で、中国の親戚に会いに行く予定だったけれど、中国のパスポートは持っていないんだ。」

と言っていました。日本語検定も獲得していて、中国語と英語を流暢に話すcちゃんは、最初はどこの国の人なのだろうと疑問に思っていました。


いや…世界には色々なケースがあるのだなと自分の視野の狭さを痛感しました。


まとめ

生まれながらにして重国籍で生まれる人、外国で生まれる日本人、外国に移住する日本人、日本に移住する外国人、他国の国籍を取得しようとする日本人、日本に帰化する外国人がこれだけ増えている中で、日本の国籍法や従来の「〇〇だったら、日本人」「日本人の基準は〇〇」という概念は、高校生の私からみても、現実から大きく遅れているのだと感じました。


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