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新入社員「これって、会社の行動指針にも書かれてることですよね?」先輩「お前…○○○てるな」

こんにちは、らるです。

先日、新卒で入った会社を退職して
今は仕事を探している途中

という方に話を聞きました。

企業の悲しい実態をお話くださり
私としても、非常に心が痛くなりました


その方は、新卒でIT系の会社に入りました。

通常は、1年間程度は
教育期間に充てられるようですが
その方の場合は、入社後すぐから
頭角をあらわし

他の同期の方の倍以上の案件をこなし
案件によっては、
新入社員にも関わらず
一人で担当している
こともあったそうです。
取引先の相手にも驚かれたとか…)

ただ、当たり前のことながら
人並みの働き方では
この業務量をこなすことはできず

朝は5時に出社し
夜は11時まで働く日々が続いていたとか

スゴイですね。
私にはまねできません…。

とはいえ、仕事そのものは好きだったそうで
なんとか耐えられていたそうです。

ただ、やはり、業務量が多すぎるということで
リーダーにヘルプ
を出します。

会社の様子を見ている限りは
長く残業をする人が居る一方で
毎日定時に帰っていく人もいるので
業務をバランスよく振り分けることも
可能だ…と、感じていたからこそ、でした。

そして、その方の会社の行動指針の中には
「人と人が助け合ってやっていく」

というものもあったそうなので
リーダーにこう言ったそうです。

「ちょっと、仕事の量が多すぎるので
 調整をいただけませんか?
 助け合ってやっていく…というのは
 うちの会社の行動指針の中にもありますよね?」

ただ、それに対するリーダーの反応は
とても冷たいものでした?

「え?何?行動指針?
 お前、大分毒されてんな。
 仕事の調整とか無理だよ。」

この返答には、その方も
大変ガックリきたのだそうです。


私は、noteの中で
「会社は企業理念で選ぼう」という話を
してきています。

会社の行動指針…というのは
一番大切な企業理念を実現するために
普段からどう動くか…というのを
示したものです

つまり、行動指針通りに行動しないなら
企業理念の実現もありません。


今回の話を聞いて
改めて思うのは

会社が出している文章だけを見ても
その会社のことはわからない

ということです。

いかに立派な企業理念
それに連なる行動指針を出していても
それが本当に会社の中で
体現されているのか
…という点はわかりません。

それを会社に入る前に知ろうと思えば
「実際に会社で働いている人」を見て
話を聞く
…という手段があるでしょう。

できれば、働いている人…というのは
本当に自分が入る予定の部署そのもので
働いている人
がいいと思います。

同じ会社の中でも
部署ごとに雰囲気は違うからです。


会社の掲げている理念
そして、自分が実際にやる仕事

どちらも大事ですが
結局のところ、仕事は人がするものなので
一番大切なのは人
なのだろうと、改めて思います。

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