こんにちは、らるです。
今日は、自力と他力のバランスについて
人は「自分には何もできない」と
思えば、やる気を失ってしまうものです。
これはわかりやすいでしょう。
ですが、その一方で
「自分で頑張ればできるはずだ」
…と思いすぎても
頑張りすぎた挙句
思った通りにならない…ということに
なってしまえば、これもまた
非常につらいことになってしまいます。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか?
仏教の経典「歎異抄」では…
最近、こちらの本を読みました。
いわゆる「南無阿弥陀仏」の教えですね。
そもそも、この南無阿弥陀仏というのは
阿弥陀仏様のはたらきにすべてお任せします
という意味です。
これは完全に「他力」の考え方だな
というのはわかるかと思います。
この考え方は
「自分が悪い状況にあるのは
自分の頑張りが足りないせいだ」
…という思いにさいなまれている人には
有効な考え方になるでしょう。
大きな力に全てお任せするんだ
…と思えば、安心して肩の力が抜ける
これが「他力」のメリットです。
ただ、そうすると
「全部、他力に任せるなら
頑張る必要なくなっちゃうじゃん
それでいいの?」
…と思う人も居ると思います。
ただ、ここがまた面白いところで
人が何かにチャレンジできるのは
安心感があるからこそ
という面があるわけです。
マズローと言えば
欲求5段階説(↓の図のような)で有名な方ですが
今までを突き崩す「挑戦」を
するには「安心」が必要だ
と言っているわけですね。
実は、この「安心感」こそが
宗教の本質的な姿ではないか?
という意見もあります。
もちろん、この効果を得るためだけなら
宗教でなくてもいいのかもしれません。
ただ、自分をまかせて安心感を
得られるような、大きな力を信じることは
自身の人生を挑戦的に
イキイキと生きるためには
必要なのかもしれないな
と、今回の話を読んで思いました。