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コミュニケーションは○○○無しに成立しない【マネジメント】

こんにちは、らるです。

前回から、マネージャーに必要なスキルの
話をしています。

前回は、意志決定について
お話をしていて

マネージャーに求められる意思決定というのは
単に決めることではなく

「今起こっている問題を明確化すること」が
必要である
、という話。

それと、
「全会一致」になってしまうような意思決定は
危なさも含んでいるので
対立意見をしっかり出していくこと

という話をしてきました。

今日は、2つ目の「コミュニケーション」に関して
話していきます。


コミュニケーションのカギは「受け手」

まず、マネジメントにおける
コミュニケーションというのは
「相手に動いてもらうための手段」です。

単にお話しできればいい
というわけではありません。

では「動いてもらう」ためには
どうすればいいのか…というと

 上司が頭ごなしに、いくら自分の要求や考えを一方的に部下に伝えようとしてもコミュニケーションは成立しません。コミュニケーション成立のカギは、発し手ではなく、受け手にある。受け手が期待していること、関心を持っていることは何なのかを知り、受け手が理解できる言葉で語ることが大切である、と説きます。
 ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使え」と言ったそうですが、何かを伝えて人を動かしたい、と思ったときは、相手に分かる言葉を使うことが重要です。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.62). NHK出版. Kindle 版.

コミュニケーションのカギは受け手

受け手の期待、関心を知り
受け手が理解できる言葉で語る

これが大事だというわけです。

コミュニケーションと言えば
話し方が重要…かと思う方もいるかもしれませんが
そこは一番大事というわけではないんです。


極端に言えば

相手にわからない言葉を使っている時点で
それはコミュニケーションではない

ということですね。


「いやいや、日本語で伝えてるんだから
日本人なら誰でもわかるのが
当たり前でしょ」

「それでもわからないなら
分からない方が悪い」

…なんて言っている上司が居たとしたら
ドラッカーには怒られてしまうでしょう。


「わかる言葉」というのは
一つ一つの単語選び…

難しい専門用語を使わない
むしろ、相手の使っている用語を
使うという配慮も要る
でしょう。

相手に理解できるように
しっかり整理して伝えること

動いてもらうことが目的なわけですから
動機になるような話…
相手の期待していることや
関心のあることに絡めて話す必要
があるでしょう。


自己目標管理

また「コミュニケーションには〝自己目標管理〟という受け皿が必要だ」──ともドラッカーは言います。この場合の目標管理とは、ノルマを定めてそれを達成したかどうかを管理することではなく、「自分は、会社あるいは自分の所属している部署に対して、どんな貢献をなすべきなのか?」をはっきりさせるということです。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.63). NHK出版. Kindle 版.

会社でのコミュニケーションにおいては
「どんな貢献をすべきか」を
ハッキリさせて、本人に理解してもらい
自己管理してもらう
ことも大事だ

というわけです。

これは、マネジメントの役割である
組織に特有の使命を果たす…を達成するために
「その個人に求められること」を明確にする
ということなんでしょう。


まとめ

コミュニケーションのカギは「受け手」

・「相手の言葉」で話す
・相手の興味・関心を踏まえて話す

また「どんな貢献をすべきか」を
ハッキリさせて、本人に理解してもらい
自己管理してもらう
ことも大事

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